今日は何を着ようかしら。
まだまだ寒いけれども気持ちは春に向かっていて、
なかなか冬服に手を伸ばしたくないなんて
思ってしまうのが、この季節。
冬に着ても寒く見えないけれど、
春まで素敵に着られるお洋服が欲しい。
そんなわがままを叶えるのが
今回ご紹介したい【コットン素材】のニットなのです。
コットンは英語で綿(木綿)のことを指します。
コットンは繊維の一つとして、昔から人々に親しまれており、
子どもから大人まで、幅広い年齢層に好まれる素材です。
一般的にウールなどのニット製品と比べて、
繊維の先が丸いのでチクチクすることなく
柔らかく着ることができるのです。
1. 春先の肌寒い時期に重宝する
ウールやカシミアのニットは保温性があり、暖かいですが、
春になるともっと軽い印象のお洋服が恋しくなります。
日中が春めいてきたからといって、
まだまだ春服で出かけるのは寒いですよね。
とはいえ、冬物も長く着てしまったし、
そろそろ別のお洋服も着たい・・・
そこで出番なのが、コットン素材のニットなのです。
カットソーのように涼しすぎる見た目にならず、
ウールのように暖かすぎる見た目にならない
コットン素材のニットウエアは、
冬と春をまたいで活躍してくれるアイテムと言えますね。
2. 優れた機能性
実際の柔らかな見た目だけでなく、
機能性にも優れています。
コットンはウールなどと比べると保温性には劣るものの、
厚手のものだと適度に暖かく着ることが出来ます。
日中日差しが照りつけて汗ばむ陽気の時にも
コットンは吸水性に優れているので
寒暖差が大きい時期にもおすすめです。
まずはどんなブランドを検討すべきでしょうか?
コットンニットに定評のあるふたつのブランドをご紹介します。
◆twine(トゥワイン)
twine(トゥワイン)は、
ZUTTOでも人気の益久染織研究所が手掛ける自然栽培綿を、
人の手でゆっくりと糸に紡ぎ、撚り合わせた糸を使って、
長い年月の試行錯誤を経てようやく完成したニットアイテムを
製作しているブランドです。
twine(トゥワイン)で使用する糸の原料となるコットンは、
中国山東省の契約農家にて、
これまで一度も農薬や肥料を使ったことのない綿畑で、
今もなお鎌と鍬(くわ)を使って大切に育てられたもの。
オーガニックが今ほど注目されていなかった時代から
こだわりを持って栽培していたのですね。
糸車を使ってゆっくりと手で紡いで出来るその糸を使い、
日本の奈良県の熟練したニット職人によって生み出された
こだわりのニット製品を扱っているのが、このtwine(トゥワイン)です。
独特のでこぼことした質感は、手間暇かけて作り上げた証なのです。
◆Original Blues(オリジナルブルーズ)
鮮やかな青色が美しい、インディゴ染めのコットンニット。
ニッティングの主な作業はハンドフレームを用いて、
人の手で行っています。
人の手で編地の詰まり方やニッティングの強弱を変えることができ、
動力で動かした均一的な量産品よりも風合いが出ます。
人の手で作られた暖かさを感じますね。
インディゴジーンズと同じ伝統的な方法で染色される、
スペインのUNITONという紡績メーカーの
インディゴコットン糸を使用しています。
まるでデニムのように、アタリや色落ちを楽しみながら、
自分だけのオリジナルブルーを見つけられるブランドです。
冬から春にかけて大活躍するコットン素材のニット。
コート等羽織りものの素材感はもちろんですが、
小物を変えるだけでもぐっと季節感が出ます。
・巻くものを変えてみる
肌寒い日には暖かい色のマフラー、暖かな春の陽気の時には
パステルカラーのやわらかなストールを合わせると
季節に合わせたコーディネートが楽しむことが出来ますよ。
ストール:S709 Zic Zag Jacquard スカーフ(1602 burgundy)
スカート:G5126 ST.SKIRT WA デニムスカート
ストール:ストール 3108C(yellow)
ストール:ストール Camel Thompson
ストール:ストール 1510W
バッグ:2way スクエアバッグ キナリ
・質感を変えてみる
ニット:ROLL NECK コットン セーター(sax blue)
バッグ:SUEDE×LEATHER CITY MAILバッグ SMALL(BROWN)
このコーディネートではヴィンテージライクなバッグをポイントに。
インディゴ染めのニットは爽やかに見えるので、
少し肌寒い日には重厚感のある小物を投入してあげることで
今日にピッタリなコーディネートを作れます。
ニット:ARAN CABLE コットン セーター(navy blue)
スカーフ:スカーフ M(BE花)
上品な花を散りばめたシルクのスカーフは
花開く春の装いにぴったりですね。
風が強く吹く春の初めには是非取り入れたいスタイルです。
コットンニットは毛玉が出来にくく、
自宅で洗濯できるものの、
洗濯方法を間違えると型崩れしてしまう恐れがあります。
おしゃれ着用洗剤で手洗いし、タオルなどで軽く脱水した後、
平らに陰干ししてください。
Original Bluesのインディゴ染めニットは
色移りの可能性がございますので、
必ず単独で洗うようにしてください。
春になるのが待ち遠しいこの季節。
お気に入りのコットン素材のニットを見つけて
季節の到来を待ちたいものです。