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木だからこその良さ。木製収納アイテムの活用アイディア

 

木製収納は何が違う?

 

数ある収納雑貨の中でも、天然素材を使った木製の収納アイテムは、

桐箪笥に代表されるように古くから人々の生活の中で役立つものとして愛用されてきました。

今では様々な種類の木材が、多様な形で収納アイテムとして作り上げられています。

 

 

共通するのが、天然素材ならではの質感。

「柔らかさ」や「温かみ」と表現出来る木材の質感は

プラスチックや金属にはない特徴。

すべすべと手触りが良い木製品は人の肌にとってはもちろん、

ものにとっても優しいと言えます。

例えば衣類を収納する場合にも、不用意に繊維を引っ掛けてしまうことなく、

また、紙類を収納する際にも安心して使うことが出来るのですね。

 

 

また、天然の木材を使うことで、素材によって作り方によって

三者三様の形となるのも、天然の木ならではの特徴。

木目や節(ふし)が濃く表れた素材であれば、あるだけで存在感を放つものに。

昔ながらの職人技によって部品が接合されていたり、

薄い木の板を組み合わせた合板であれば、見た目にその技術が表れていたり。

「収納」と名のつくものであっても、見所が多いといえますね。

 

 

ものに合わせた収納を

 

さて、実際に木製の収納アイテムを選ぶ際には

入れるもののサイズと特徴に合わせることが原則です。

 

 

■金属製の小物×木製収納

 

 

 

アクセサリーやUSB、SDカードといった、金属製のもの、

繊細なものとも、相性の良い木製収納アイテム。

こうした収納には、小さめの収納アイテムであり・互いを傷つけないよう

内側に柔らかい素材を使っていること・さらに埃を防ぐ蓋が付いていれば最適です。

PLYWOOD laboratory(プライウッドラボラトリー)の

アクセサリートレイ tower ovalは、内側の底面に柔らかい布が敷かれた仕様なので、

ピアスなど細い金属製のものの収納にぴったり。

またビーズなどの小さな裁縫小物などの収納にもおすすめです。

 

 

 

まるで和菓子のように鮮やかな柄が美しい、露木木工所の小物入れ 合子。

箱根小田原地方に伝わる寄木細工で出来た小物入れで、

植物をモチーフにした伝統的な趣もありながら、

現代的でどこか遊び心も感じさせるデザインが特徴です。

こちらは蓋がぴったりと閉まる仕様なので、外気の湿気を防ぎたい小物の収納に。

 

 

 

金具のデザインが懐かしい倉敷意匠計画室の手提げ小箱。

蓋が付いているほか、それなりにマチもあるので

例えば直射日光を避けたい化粧品のボトルや

埃を避けたいものを入れるのにちょうど良い収納アイテム。

ナトー材の木目が表れたボックスに、倉敷衣装の焼印がさりげなく入っています。

 

■毎日づかいの小物には、特定の場所を設ける

 

めがねや鍵、印鑑など、毎日使うものや

失くしたくない小物の置き場所は決まっていますか?

いざ使いたいときに見つからない、という覚えのある方もいらっしゃるのでは。

そんなときに役立つのが、手に持てるサイズの木製のトレイです。

 

 

 

PLYWOOD laboratory(プライウッドラボラトリー)のトレイ villaは

天然木と再生紙を組み合わせた合板トレイ。

軽々と持ち運べる重量で、書類入れとしてはもちろん、

毎日づかいの小物を入れるのにちょうど良いサイズ感。

例えば玄関や寝室に置いて、必需品をこのトレイに入れておけば

失くしてしまうなんて心配がなくなります。

 

■小さな小物収納には、奥行きたっぷりのボックスを

 

例えば、数の多い小さなものを収納したい場合、

まずは収納アイテムの奥行きを考えます。

 

 

 

Woodlore(ウッドロア)のシダー収納ボックスは

レッドシダーと呼ばれるアメリカ産の芳香杉を使った収納アイテム。

奥行きが十分に取られているため、ネクタイやハンカチ、靴下といった

小さな衣類を揃えて並べることが出来ます。

レッドシダーはさらに消臭、防湿、防虫効果もあるので、

衣類の収納には持ってこいの収納ボックスです。

 

 

奥行き+蓋付きの収納ボックスを考えるのなら、倉敷意匠計画室の引き出しボックスを。

高さの異なる三段の引き出しが付いており、

奥行き22cmと、デスクの上に置けるサイズでありながら

奥行きのある作りになっています。

デスク上でばらばらになりがちな小さな文房具を仕分けたり、

子どものおもちゃを仕舞ったり。

埃が被るのを防ぎつつ、たっぷりの容量を収納可能です。

 

 

木製アイテムで、見せる収納

 

木製品のもうひとつの良さが、その自然な姿。

木目や色合いがひとつひとつ異なる木製品は置くだけで様になる

という表現がぴったりです。

収納アイテムは見えないところに仕舞わないと、と思いがちですが、

外に出していても自然に部屋に馴染んでくれます。

 

 

 

TEORI(テオリ)のHULL(舟形トレー)は、昔ながらの手漕ぎ舟を連想させる形。

細く裁断した竹集成材を組み合わせ、美しい舟形へと作り上げています。

竹のしなりを生かすことで、自然なカーブを描いた姿はとてもアーティスティック。

そのため何もものを入れずに置物として、窓際や玄関に置いても素敵ですし、

果物を入れてリビングに、タオルを入れて洗面所の収納に、と幅広い場所で活躍してくれます。

 

 

 

深い色合いが特徴的な、BUNACO ペンスタンド。

ブナの木をコイル状に巻いて作り上げたアイテムで、

よく見ると薄いブナの表面がぐるぐると巻かれているのが分かります。

口部分は緩やかに四角形を描くような形でありながら、

底面はまた違った角度にカーブがつけられていて、絶妙な形をしているのも特徴。

「ペンスタンド」と名が付いてはいますが、文房具だけでなく

カトラリーなどを入れて、そのまま食卓にサーブしても。

天然木の自然な佇まいが表れた収納アイテムです。

 

 

収納アイテムを長く使うには

 

■適切な湿度を保つこと

 

木製の場合、過度に湿度の高い環境や、

水濡れをした状態で放置してしまうとカビのほか、変形の恐れがあります。

まずは、「湿度の高い場所に置かない」ことが一番。

例えば湿気がこもりやすいお風呂場での使用は避け、

冬には結露が起きる窓際には置かないようにします。

また、中に入れるものは必ず乾燥したもののみとします。

 

そして「定期的に風を通す」こと。

収納アイテムは蓋が付いていたり、引き出しになっていることがしばしばですが、

お部屋の掃除ついでにこうした閉めた場所を開け、

風を通してあげることで、内部に湿気がこもらずカビ対策になります。

 

■柔らかい布で拭いて、様子を見る

 

使っていくと知らずしらずのうちに埃が溜まったり、

汚れが付いてしまうのが、収納アイテム。

ときどき柔らかい布で全体を拭いてください。

その際に内側などもよく観察して、傷や汚れが付いていないか見てみます。

もし傷が付いてしまっているようなら、中に入れているものを見直し、

必要であれば底面に一枚布を敷いてあげれば、今後の傷対策になります。

収納アイテムも、ものを入れっぱなし、使いっぱなしにするのではなく

ときどき気遣ってあげることが長く使える何よりのポイントです。

 

 

 

投稿者: 植田 日時: 2017年07月22日 11:00 | permalink

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