雨の日の悩みは、足元。
濡れるからお気に入りの革靴は履けないし、かといってスニーカーを合わせるファッションでもなく、水が入ってくることもある。レイン「ブーツ」は安心だけれど、重くて歩きにくさがあるのが正直なところ。
雨の日に気軽に安心して履ける定番靴があればいいのに、とずっと思っていました。
そこで、今年は、気になっていたOpanakのレインシューズを迎え入れることに。
雨の日だけでなく、ガーデニング時にも活躍するラバーシューズの実力を、レポートします。
ー Opanak(オパナック)とは? ー
1935年からのロングセラー、ラバーシューズを作るOpanak(オパナック)はセルビアのブランド。農業用シューズがまだ革製が主流の時代、創設者のミタ・ガガとチェキッチ兄弟が、セルビア農村地帯の人々のため、当時靴に使用するには珍しかったラバー素材を用いて農業用靴を製造したのがOPANAK(オパナック)の始まりです。
作業中に靴に水が染み込んでこない・濡れない・足元が冷えないのでOpanakのラバーシューズは人気となり、いまに至るまでのロングセラーアイテムとなっています。もともとは農夫用の防水靴として作られたため、耐久性にも優れていますし、お求めやすい値段も魅力です。
※農夫靴として誕生したシューズ、ということもあり、糊のはみ出しやライニングにちょっとしたほつれが見られる場合がありますが、製品の特性としてご理解くださいませ。
今回、私スタッフMが手に入れたのはストラップタイプの「Opanak Strap」というラバーシューズ。スリッポンタイプでリボン使いがかわいらしい「Opanak 1935」と迷ったのですが、ソックスとのコーディネートも楽しめるかなと、ストラップタイプを選びました。
普段は24.0cmを選ぶことが多い私ですが、幅が広いので37サイズ(24.5cm)を選びました。
横幅も比較的ゆとりのある作りで、薄手のパンプスソックスを履くと少し大きく感じます。ですが、ソックスを合わせたい気持ちもあり、こちらのサイズに。
・パンプスソックスを履く時は、追加で中敷きを入れて。
・普通のソックスを履く時には、追加の中敷き無しで。
このように履くことにします。
Opanak Strapは実際に履きはじめる前に準備が必要です。ZUTTOのサイトにも、同梱されている説明書にも記載があるのですが、ストラップには調節の穴が開いていません。自分のサイズに合わせて、自分で穴を開けてくださいね。
△開封時、ストラップに穴が開いていません。
ご購入前に、「自分で開けるのが心配」というお声もあるので、実際に開ける様子をお伝えします。
1.まずはフィッティングしてみて、どの辺りに穴を開けるか検討をつけます。
2.留めピンをストラップに刺します
△グッ、と力を入れると簡単に入ります。
3.もう片方も同様に穴を開けて、準備完了です!
自分で調節穴を開けてみて。
開ける前は失敗出来ない、とドキドキしていましたが、位置がずれてしまったらまた開ければいいや、と気楽に考えるようにしました。開けるのにすごく力が必要だった訳でもないので、皆さん問題なく開けられると思います。もし留めピンで上手くいかなければ、もっと細いキリみたいなもので最初に小さく穴を開けておいて、そこを留めピンで刺せばより簡単に出来ると思います。
今回はコットンソックスを履く時のサイズで穴を開けたのですが、秋冬などで厚手のソックスやタイツを合わせる時はまた位置が変わってくると思うので、そうしたらもう一箇所開けようと思います。そもそもの自分のサイズや、ソックスの有無、厚さなどで自在に調節出来るの靴ってなかなか無いので良いですね。もちろん、ラバーという簡単に穴が開けられる素材だからこそ出来ることですよね。
実は今回の購入にあたり、すでにOpanak Strapを愛用している別のスタッフから相談がありました。
「履いて歩いていると、靴の履き口がくるぶしに当たって痛くなることがある。Mさんもそうなるかどうか、履いてみて教えてくれない?」とのこと。
実際に履いて歩いてみた感想としては、私はくるぶしには当たりませんでした。なので痛くなることもなく、快適。当たる・当たらないは個人個人の足の形によるもののようです。
ちなみにそのスタッフは、中敷きを入れて履けばくるぶし部分が上がるので当たることはないそうです。万が一、くるぶしが当たる方は中敷きを入れて試してみてくださいね。
さて、Opanak Strapを愛用する準備が出来たところで、実際に雨の日に履いてみました。
朝からしとしとと雨が降っていた日。コットンソックスを履いてOpanak Strapを履いたのですが、濡れた路面に滑ることもなく、中に水が染みることもなく、ストラップで甲がホールドされているので脱げてしまう心配もなく過ごせました。この日は中敷きを敷いていなかったのですが、夕方になると足裏が少々疲れてきていたので、クッション性のためにも中敷きはあったほうがいいかもしれません。
注意事項として、「インソールの赤いインクは擦れて付着する恐れがあります。履き始めは濃色のソックスをお選び頂くことをおすすめします。」と記載があります。
長年愛用しているスタッフに聞くと、彼女の場合は履き始めから薄い色のソックスでも色が付くことはなかったそう。インクとソックスの素材の相性や、蒸れ具合なども関係しているのかもしれません。気になる方は、こちらも中敷きを入れれば薄色ソックスでも問題はないかと思いますよ。
雨の日でも、脱いだあとの蒸れはさほど感じませんでしたが、靴内部の湿度は高いはずなので、履いたあとは内部が濡れていなくても一晩は新聞紙を詰めるなどしたほうが長持ちするかと思います。
シューズ表面も、水に濡れた状態で自然乾燥させると輪染みになるので、簡単に拭いてから乾燥させます。
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