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淡水パール、アコヤ真珠、南洋真珠と、天然パール大きくわけて3種類に分類されます。 大型の二枚貝から採れる真珠を淡水パールと言い、 日本では琵琶湖などで養殖されていますが、流通する多くは中国から輸入されています。アコヤ真珠は別名として本真珠とも呼ばれ、あこや貝(阿古屋貝)から採取でき、伊勢志摩、宇和島、長崎などで養殖されています。世界的に有名な日本の真珠でもあり、艶やかさが特徴です。南洋真珠は、白蝶貝(しろちょうがい)から採れる真珠で、大きい粒のパールです。インドネシアやオーストラリアといった南の地域で採取される真珠です。
真珠(パール)はダイヤモンドやルビーといった鉱物(無機物)と違い、生きた宝石(有機物)である為、経年劣化しやすいのが特徴です。 昔から価値のあるものとして大切にされ、今も多くの人々に愛され続けるパールは、皮膚と同じように、適切なメンテナンスを行えば、(パール)は長い間美しさを保つことができる天然素材です。どんな素材にもその良し悪しがありますが、パール素材のいいところと難しいところをあげてみるとこのようなことがあります。
真珠(パール)を身につけることで高級感、キラキラとした艶もまた上品さをプラスすることができます。大事な行事やお祝い事では、大人としてのきちん感を印象づけることができます。
真珠(パール)は、種類や生産量に応じて、比較的安価でも購入することができます。最近では養殖の技術も上がって安価でも良い品質のものが多くあり、身近に使いやすいパールが増えています。 そうしたパールも、酸・熱・水に弱いのが特徴です。注意すべき代表的な物質は酸性、レモン・みかん・果物などの柑橘類や、お酢には気を付けないといけません。特に高価なアコヤ真珠はこまめなお手入れをおすすめします。
化粧や香水などの身支度が終わった後に着けるのが理想的です。お化粧品や汗を付着したまま保管しておくと、弱酸性によって、真珠層を破壊し劣化していきますので、着用後は、外してやわらかな布で優しく拭きましょう。 また、素材自体の表面が柔らかく傷がつきやすいため、他のジュエリーと分けて収納することも大切です。
真珠(パール)のジュエリーは、冠婚葬祭のジュエリーとしてなじみが深く、どんな場所につけていっても安心で、大人の女性の必需品といってもいいものです。二十歳など大人の仲間の節目に贈り物にも選ばれる真珠(パール)。人付き合いの中で、お祝いの席、突然の弔事、学校行事からフォーマルシーン、最近ではカジュアルな装いとのコーディネートにも、様々な場で身に着けられるジュエリーです。
使い始めに
冠婚葬祭で身につけられ得る万能ジュエリーなだけに、シーン別のマナーに沿って着用することが大事です。例えば、結婚式などのお祝いの席であれば、華やかなドレスにも合わせて明るい色の白やピンクなどを選び、一連でも二連でも問題ありませんが、葬式や法事などの場合には、白の一連または黒、グレーの控えめなデザインを選びます。
着用後は
・通常の使用の後でしたら、さっと全体を拭く程度でも十分です。少し汗をかいたかな、という時は、一粒づつ揉むように丁寧に拭いてください。
・ネックレス1本の糸で連なっているため、汗や化粧品がしみ込んで劣化がひどい場合には、糸が切れてしまうことがありますので、使用頻度などに応じて購入店などで糸の交換をご相談することをおすすめします。
保管方法
真珠(パール)を傷つきにくくするために、他の宝石とは別にパール用の宝石箱に入れるようにしましょう。 高温多湿、直射日光を避けて保管してください。 防虫剤には、真珠(パール)に良くない成分が含まれていることがあるので、側に置かないでください。また、ネックレスの糸を痛めないために、ゆったり入る大きめのケースがおすすめです。一方、ビニール袋などに入れっぱなしにしておくと、風通しが悪いだけでなく、ビニールの原油成分が真珠(パール)を劣化させる可能性がありますので真珠(パール)必ずケースに入れて、直射日光の当たらない、風通しの良い場所に保管しましょう。
酸性の高い液体が付着したまま放置しておくと、真珠(パール)の表面層が白っぽく濁る、剥がれる、あるいは割れるといった問題が生じる可能性がありますので、万が一、酸性の汚れがたくさん付着した場合は、速やかに水洗いを行い、水分を丁寧に拭き取った後、専門店にて糸替えの対応を依頼しましょう。
汗や化粧品が染み込んで糸の劣化や糸切れが起きることがあります。外出先で糸が切れてしまうと、パールがバラバラになって大変なことになりますので、使う頻度によりますが5~10年程度での糸替えをおすすめしますが、長期未使用で劣化が心配の場合は、事前に使うことがわかった際に、購入店で状態を見ていただくことが安心です。
【汗汚れや化粧汚れに】
パール専用のスプレーや同様の成分が入った超微粒研磨剤入りのクロスで磨きます。(専用スプレーの場合、製品に直接かけて使用できます。)
その後、柔らかい布で丁寧に一粒ずつ磨いてあげてください。
明らかな汚れは、ケア前にもわかりにくかったのですが、丁寧に行ったせいか、ケアする前より気持ち光沢が増した気がします。
ティッシュペーパーは傷がつく可能性があるので、避けてください。
基本的に水洗いはしてはいけません。
1890年代初頭、当時はビクトリアン時代。イギリスに誕生したTOWNTALK(タウントーク)は、110余年の歴史を持つイギリスの金、銀、パール、家庭用品のクリーナーを作るメーカーで、「地球環境、人にやさしい」というコンセプトを最優先ポリシーとして、安全性と品質の確信を目指した新商品開発を行うメーカーの製品は、100年以上世界中で愛用されています。