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ダウンとは水鳥の羽毛の一種で、ふわふわとした毛のことを言います。寝具や衣類などの防寒具の詰め物として使用されることが多く、冬によく見かける素材の一つです。
羽毛にはダウン、フェザーがあります。ダウンとは、水鳥の胸の部分に生えている綿毛のような羽毛です。羽軸がないため柔らかく、空気を多く含むことから保温性にも優れています。一方、フェザーは、水鳥の翼や体を覆う部分に生えている羽軸を持つ羽根で、通気性や弾力性に優れています。ダウンの割合が高いほど暖かく軽くなり、フェザーの割合が高いほど保形性や復元性が高くなります。
❶羽毛が空気を含み体温を逃しにくい層をつくるため、保温性に優れています。
❷軽さと柔らかさがあり、圧迫感がない着心地です。
❸湿気を吸収して発散する性能があり、ムレにくく快適です。
❹洗濯や圧縮に耐える弾力性があり、長期実用できます。
❶水に弱く、濡れると保温性が低下します。
❷自宅で洗濯できない場合があります。
❸自宅で洗濯できる場合でも、完全に乾かすのに時間がかかります。
❹内部で繁殖するダニやカビ、羽毛の成分でアレルギーを引き起こす場合があります。
❺小さな穴から羽毛が飛び出し、生地が少しずつ痩せていくことがあります。
ダウンジャケットなど衣類の場合、着用後はゴミやほこりが付着しているので、毛足が短く柔らかいブラシで軽くこするようにしてブラッシングします。ブラシの毛が硬すぎると素材を傷つける可能性があるためご注意ください。
湿気に弱いため、通気性の良い場所でハンガーにかけて保管してください。羽毛が圧縮すると保温性が低下するので、保管スペースに余裕を持たせてふんわりとした状態で吊るしてください。
表地にレザーを使ったものなど湿気がこもりやすいものは、そのまま放置をしているとカビやダニ、雑菌が繁殖しやすくなるため、2〜3日間隔をあけて着用し、湿気を取り除くことをおすすめします。
ダウンのふわふわ感を長持ちさせるには、クリーニングや自宅でのお手入れが効果的です。ただ、頻繁に洗濯しすぎると型崩れの原因になるため、汚れや匂いが目立つ場合を除き、通常の利用であればシーズンオフのお手入れが理想的です。
シーズンの終わりには、自宅でのお手入れ、または、クリーニングをして収納することで、保管中の汚れや劣化、虫食いを防ぐことができます。
まずは、洗濯表示を確認してください。洗濯マークや手洗いできるマークがあれば自宅での洗濯ができます。手洗い不可のマークの場合や、ウールやレザーなど部分的にも含まれている場合には、クリーニング店ご相談ください。
・中性洗剤
・スポンジ
・桶(洗面台)
・乾燥機
・洗濯乾燥機用ドライヤーボール(テニスボールまたは乾いたタオルで代用)
・ハンガー
洗う前に破れやキズがないかを確認します。万が一、破れた箇所があれば、市販のリペアシートなどで修理を行ってください。確認ができたら前ボタンやファスナーがある場合には、しっかり閉めます。そして表面に付着したゴミや埃をブラッシングで払います。
洗いたいものがしっかりと浸る程度の水(水温30度以下)に、中性洗剤をよく溶かします。
その際、漂白剤や柔軟剤はダウンにダメージを与える可能性があるため、含まれていない中性洗剤を選んでください。
汗をかきやすい首の襟元やポケットなどの汚れやすい袖口部分は、洗濯の前に部分洗いがおすすめです。水に溶かした中性洗剤を、柔らかいスポンジやタオルに含ませて汚れを擦り落とすように拭き取ります。
ダウンを軽く折りたたんで、優しくゆっくりと押し洗いしてください。その際、ダウンに負担がかかるため、こすり洗いやもみ洗いはしないでください。
5分程度押し洗いをしたら、新しい水に変えて、同じように押し洗いをして洗剤を洗い落とします。水の濁りが消え、泡が立たなくなってきたら終了です。(目安:2〜3回ほど)
軽く押して水分を出したら、洗濯乾燥機にダウンと洗濯乾燥機用ドライヤーボールを入れます。(容量が少ない場合は1〜2個、多い場合は3〜4個)
ダウンは熱に弱い作りになっているため、乾燥機の温度は低めに設定します。10分程度の乾燥を3~4回繰り返してください。
様子を見ながら、途中で取り出して、ダウンの塊をほぐし、また乾燥させます。
乾燥後はハンガーに吊して風通しのよい日陰、または、室内干しでしっかりと乾燥させてください。
洗濯乾燥機を使用しない場合には、脱水の際には絞らず、タオルで優しく押すように水分を吸い取ります。
型崩れやダウンの片寄りを軽減させるために、水分がある程度抜けるまでは、タオルを下に敷いて風通しの良い日陰で平干ししてください。
水分が抜けて軽くなった状態になったら、ハンガーに吊してしっかりと乾燥させます。乾燥が不十分だとカビや劣化の原因になりますので、ご注意ください。
クリーニング後は、清潔な布や不織布などのカバーに包んで、防虫剤や除湿剤と一緒に保管してください。
天然素材のため、静電気が起こりにくいブラシで、使いやすく便利です。ダウン以外にもウールのジャケットやスーツ、コートなどにも使用可能で、花粉の季節などは帰宅時に室内に持ち込まないようにひと払いするにも役立ちます。
ダウンジャケットは表地が合成繊維が主であることが多いため、匂いや細菌の除去など中心にケアすることができる「ODOR CONTROL」がおすすめ。
柔軟剤なしでもふんわり仕上げることができるため、タオルや寝具などにもご利用いただけます。無臭のため、小さなお子様のいる家庭や敏感肌の人方のお洗濯にも安心してお使いいただけます。香りが欲しいという方は、エッセンシャルオイルを少し含ませて使用してください。
ハンガーの厚さが約3.8cmと太めのため、ダウンジャケットやスーツ等の型崩れ防止に役立ちます。シダーの香りが心地よく、防虫・除湿効果も期待できます。
天然樟脳の芳香が、衣服を包みこんでしっかりガード。天然由来で空気にさらせば、香りがすっと消えるので、防虫剤の匂いが気になることもありません。
表面の素材や部分的に使用している素材によって丸洗いができない場合もありますので、プロであるクリーニング店にご相談いただくと安心です。お手入れをしながら、毎シーズンふわふわであたたかいダウンと一緒に冬を楽しく過ごしましょう。
NANGA(ナンガ)は1941年に創業しこたつ布団や敷布団の製造を行っていた横田縫製が前身となっています。 1960年代に入り、高級ダウンを使用したシュラフ&ダウンメーカーとして日本のみならず世界中の登山家たちから知られる存在となっていきます。 そのものづくりの理念は誠実で質実剛健そのもの。羽毛の安全性と質に徹底的にこだわり、製品には永久保証をつけるほど。自分たちが作るダウンジャケットやシェラフが、愛用する全ての人にとって安心・安全、そして心地よさを感じて欲しいと願っています。
「こころとからだ。わたしを、生きる。」をタグラインとするダンスキン。1882年の創業以来、プロダンサーをはじめとする女性たちの身体に寄り添い、その動きをサポートし、可能性を押し広げるべく進化してきたアクティブウエアブランド。 こころとからだの声に耳を傾け、昨日よりも今日、今日よりも明日、少しでもより良くありたいと願うすべての女性の伴走者であり、機能的で身体を美しく見せるシルエットにこだわったさまざまなアイテムを展開しています。
1965年にパリで誕生したレインウェアブランド、K-WAY(ケーウェイ)。突然の雨で濡れて走る人たちを見たデザイナーが、突然の雨にも対応できるレインウェアをという想いから考案されました。コンパクト、軽量、高い防水性、お洒落なデザインという、理想の形を追い求めたレインウェアは、タウンユースにはもちろんヨット、スキー、登山などの過酷なシーンを耐えうるアイテムとしてスポーツを楽しむ人々にも愛されてきました。そんなK-WAY(ケーウェイ)のレインウェアは、本国フランスでは子供達の遠足の必須アイテムとして持ち物リストにも載るほどの定番品なのだとか。
古き良き服作りを回顧しクラシカルスタイルのワークウエアを展開するStevenson Overall Co.は、Zip Stevensonと多賀谷強守 両氏が運命と言える一つの出会いからはじまりました。1930年代にアメリカ・インディアナ州に良質なワークウエアを生産していた小さな工場がありました。世界恐慌の煽りを受け閉鎖したこの工場のモノ作りに対するこだわりと存在を知り、この工場の名前とジップのラストネームが同名であったことから「Stevenson Overall Co.」として新たに2005年にスタート。デニムパンツやワークシャツを中心に、ディテールの追求、丁寧な縫製過程に至るまで、服の真髄を追い求め続けています。