去年からたくさん登場させた、セーター、コート、靴にバッグ。一軍で大活躍してきたお気に入りのアイテム、なんだかお疲れではありませんか?今回は様々あるケアアイテムの中から、一つずつピックアップ。どんなものをケアできるのか?どんな風に使うのか?などお悩み別にご紹介します。ホームクリーニングを試したい方にもオススメです。
お悩み:お気に入りのウールのコート、食事に行って匂いが服に付いてしまいました。でもすぐにクリーニングに持って行きたくないし、消臭剤や強い香りでごまかす他に方法はありますか?
解決策:ボリュームのあるセーターやコート。高頻度で洗濯できないアイテムに外の匂いが付いてしまった時はアイロンのスチームで匂いを除去しましょう。
スチームって、すごいんです。
このホームクリーニングのファブリックケアブランド・ランドレスでもスチーム仕上げの素晴らしさについて熱弁されているほど。安全で衣類に優しい仕上げ方法かつ、シワが伸びて自然な仕上がりになります。アイロンのように焦げたり、変なシワが寄る恐れも少なく、蒸気によりほとんどの細菌やバクテリアが死滅するため、匂いも除去されます。ドライクリーニングの回数が減るので、時間だけでなくお金の節約にも。
スチーム仕上げは、アイロンに比べて自然にシワが伸びます。ウール・シルク・その他繊細なアイテムにはぴったりで、更に綿・麻・合成繊維にも適しています。
洗濯の回数を減らしたい冬には、スチーマーは欠かせない仕上げアイテムですよね。爽やかに仕上げたいなら、スチームタンクの水にランドレスのアイロンウォーターをさっとキャップ一杯加えるのがおすすめ。抗菌するだけでなく、ほんのり香る爽やかで男女ともに好かれるクラシックの香りを纏えるのもポイント。除菌消臭スプレーの匂いがどうしても苦手な方にもおすすめしたいのです。
お悩み:ショップでとっても気にいったセーターがあったものの、すぐに毛玉になりそうで泣く泣く諦めました。いつも一冬でセーターがくたびれてしまいますし、冬らしいウールのバッグにも手が出ません。長く使える良いものが欲しいものの、毛玉になったら使えなくなるのではと不安です。長く愛用するコツはありますか?
左:コーム(スタッフ私物)、右:KENT カシミア & ウールケア 洋服ブラシ
解決策:毛玉になりやすいウール製品はブラッシングが必須。カシミヤ、ウールともに使える万能ブラシは汎用性抜群です。一緒に毛を掻き出すコーム(どんなものでも可)があると良いでしょう。
毛玉の取り方123
【予防】
まずは毛玉を増やさないことが大切。毛玉予防には【着用後のこまめなブラッシング】が重要です。ちょっと疲れてきてるかな?と思うコートには、強くしなやかな天然素材のブラシを一本用意しましょう。天然素材の良いところは、静電気が発生しにくいこと。毛玉ができてしまうと、「毛の塊を取る」という作業に移行していくので、どうしても毛が減ってしまいます。まずは予防が第一です。
毛玉ができやすいのは、摩擦が起きやすい部分。繊維の先端が毛羽立ち、束になって絡み合うことで毛玉が出来ますので注意してブラッシングしましょう。毛玉はどうしても愛用していく中で避けては通れない部分。着用後毎回のブラッシングが望ましいですが、数回に一度のブラッシングでも、生地の痛み度合いが全く違います。
ブラシに入り込んだ毛はコームで取り出します。そのままにしておくと、他の服に毛が付いてしまうこともあるので、こまめに取り除いてくださいね。
【ぼそぼその毛玉が発生した時には】
毛玉が出来てしまったら、その毛玉が更に大きくならないよう、小さいうちに手を打っておきましょう。おすすめはセーターピルオフストーン。指で引っ張ったり、ハサミで切り取ったり、そんな時間のかかることはしなくて良いし、電動毛玉とりで生地に穴が空いてしまう心配もしなくてOKです。軽石は、少しずつ消しゴムのように小さくなっていきます。かなり長く使えるようで、朝着替える際に毛玉や毛羽立ちが気になるところにさっさっと石を当てて。リブのニットにも使えるのがポイントで、じわじわと人気のアイテムです。使い方は、毛の流れに沿って、一方向に向かって石を動かすこと。仕上げにブラッシングするとなお良いですよ。
お悩み:キャンバススニーカーやトートバッグは、何かあったら洗えると思っていたものの、ひどい水染みを付けてしまって後悔しました。防水スプレーも持っていますが、更に強力な保護アイテムがあれば教えてください。
ハイカットスニーカー White/COLCHESTER RUBBER CO.
おすすめはTAPIR(タピール)の布用防水ワックス(乳液タイプ)です。スプレータイプのものは時間もかからずさっと振れるので簡単ですが、実際のところ満遍なく振りかけられているか心配になってしまいませんか?天然の素材だけを使った防水ワックスの布用防水ワックスは、乳液状で染み込ませるように使うので、縫い合わせた布にも使え、何度も染み込ませることによって高い防水効果も期待できます。
例えばお気に入りのキャンバスバッグやキャンバススニーカーなど、季節を問わず活躍する人気のアイテムこそ、防水は乳液タイプがおすすめです。
お悩み:レザーアイテムのケアをしっかりしている人に憧れます。最近自分へのご褒美にレザーバッグを購入したので、日々のお手入れが知りたいです。
解決策:レザーの手入れは、お肌と同じように、が鉄則です!
普段のお肌のお手入れを思い出して頂くと、まずクレンジング、洗顔をして表面についた汚れを落としてから、化粧水を染み込ませますね。レザーも同じで、汚れを落とし、油分を補うためにレーダーオイルを使います。穏やかに汚れを落としながら油分を補い、革をしなやかに保ってくれます。次に使うのは、ツヤ出しの美容液やクリーム。レーダーバルサムやレーダーフレーゲがおすすめです。奥まで浸透するワックスだけでなく、艶が出るワックスも配合されていますので、これひとつで充分なケアも出来ます。
日中の保護には、防水スプレーも。
お悩み:春先まで履きたいと思っている革靴。足の形に馴染んできたのは良いものの、保管していると型崩れが気になります。湿気も多くてカビないかも心配。何か良い方法はありますか?
アジャスタブルシューツリー 女性用
解決策:お気に入りの靴には、シューツリーを試してみてください。
Woodlore(ウッドロア)のアジャスタブルシューツリーは、様々な靴にフィットする作り。割れている先端部分は上下左右に傾けることができ、差し込んでぐっと力を入れると金具部分が伸縮して靴にぴったり合います。こちらのシューツリーはレッドシダーと呼ばれる米国産の木を使っており、天然の消臭・防虫・吸湿効果があります。靴から湿気を吸収して、靴の形を維持するので、定期的に使えばそうでない時に比べて寿命を30%も伸ばすことができるというのだから大切な靴に使わない手はありませんね。
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