異なる人が同じものを使った場合の使い心地をご紹介する、比べる二人の使い心地シリーズ。今回はデニムの聖地・岡山県の児島で、伝統的な製法を用いながら、型にとらわれないデニムパンツ、ジーンズを作り続けているTEXTURE WE MADE(テクスチャーウィーメイド※)の国産ジーンズが主役。世にあまたモノが溢れる時代、何を着るか何を持つかは自由ですが、その中で同じモノを選び取るには理由があるはず。東京で働くZUTTOの仲間はテレワーク中で、今回はオンラインでの対談となりました。
※TEXTURE WE MADEはSETTOへブランド統合しました。それに伴い、ブランドタグは順次SETTOに変更となります。ご了承くださいませ。
企画担当M:
愛用歴1年、Sサイズを購入。別注品の企画や運営全般を担当。スカートもパンツも半々くらいの割合で着る。着心地の良い服が好き。
アプリ担当T:
愛用歴1年、Sサイズを購入。商品ページやアプリ更新を担当。普段、スカートはほとんどはかずパンツ派。シンプルな服装が好き。
T:私は商品ページの更新を担当しているのですが、撮影された写真を見て「可愛い!」と一目惚れしてしまいました。もともとデニムが好きで何本か持っていたんですが、色の濃い太めのデニムを持っていなくて。ありそうでない形に、ほぼ即決しました笑。
M:私は、Tさんが試着しているのを見て欲しくなりました笑。数年前に買ったスキニーデニムは何本か持っているんですが、今はちょっと気分ではないので、太幅のデニムを探していました。シルエットが特徴的なワイドパンツも何着か試着してみたものの、どうも私の体型には合っていないようで、中々買えずにいたんです。そんな時に見つけたこのジーンズは全てがスリムでもワイドでもない形がちょうどいい!と、私もほぼ即決でした笑。
Tさんのデニムコレクション(左下が今回のセルビッジジーンズ)
T:特に女性のデニムパンツは本当にいろんなデザインのものがあるので、少しずつ揃えるようにしています。TEXTURED WE MADEのジーンズは、デニムの聖地・岡山県で作られていることもあり、日本人の体型によく合っているなあと感じます。職人気質だけど親しみやすさもある気がします。
M:私が持っているスキニーデニムは、最近ではワンピースの下に穿く程度だったので、このジーンズがワードローブに入ったことでかなり新鮮なコーディネートができるようになりました。Tさんと色違いで持っている、シャントクレールのカットソーも今回のジーンズによく合います。
T:リバーシブルショートスリーブですよね!よく合わせてます。見た目でいうと、後ろ姿が綺麗に見えるところもお気に入り。足はまっすぐ、お尻もツンとして見えます。いくつか持っていますが、買ってからこればかり穿いてしまいます笑。
身長165cmモデル・Mサイズ着用
M:それはあると思います!私が着てみると、下半身にボリュームがあることでやりすぎ感が出ることもあって。ストレートなのにハイウエストなところがバランスを取りやすくて気に入ってます。カットソーは必ずインしていますが、Tさんはどうですか?
T:私も、ハイウエストなところを強調したくてインすることが多いですね。縦長シルエットにするためにトップスをコンパクトにして、すっきり見せるようにしています。
身長159cm、Sサイズ着用。
T:そうですね、ボトムスってウエストサイズで選ぶことが多いですが、他の人が試着して合うサイズを聞く限りだとこのジーンズは身長×腰回りがキーかなと思います。
M:私とTさんは身長もあってSサイズでも比較的余裕があり、160cmくらいだとM、160後半だとLサイズが合うって人が多かったですね。
身長165cmモデル・Mサイズ着用
M:ハイウエストデニムなので、腰回りは重要だと思います。ウエストも合うに越したことはないですが、腰回りのサイズが合わないと着られないので。
T:ジーンズ自体は使っていくうちに腰回りは伸び・・洗濯すると縮み・・を繰り返すので、余裕がある方がいいかもしれません。2つのサイズで悩まれている方で、お腹周りがぴったりだと苦しい方は大きい方がいいかも。合わなかった場合、ZUTTOはサイズ交換も承ってますし、安心だと思います。
M:以前ある方に教えていただいたのが、「今はトップスインが主役になるスタイルが多い。程よくゆとりがあるシルエットが合わせやすくていい」という事。時代的にも小さめの服に身体をぎゅうぎゅう入れるというより、自分の今の心と身体に合うちょうどいいサイズを選び取ることが長く愛用できる秘訣かもしれないなと思っています。
M:結構ざっくりした生地のトップスが多いですね。無地のTシャツとか、ノースリーブのトップスとか。
T:私もTシャツが多いです。何気ない格好でも、綺麗に着られるので重宝してます。
T:サンダル大好きなんです笑。ストレートなので、靴に合わせて丈を変えられるのがいいなあと。Mさんは普段どんな靴ですか?
M:私はdansko(ダンスコ)のサボと合わせるのがお気に入りの格好です。カラーソックスで足元を楽しんだり。どんな靴でも似合うパンツだと思います。
T:わかります!どんな靴でも合わせやすい。赤いバレエシューズとか、ハイカットのスニーカーとか、ソックスに革靴とか・・。綺麗めなので、ヒールも素敵です。
身長158cm、サイズS着用
M:はい!一年中着られると思います。冬は逆にたっぷりしたセーターを合わせていました!下半身にボリュームが出過ぎず、ちょうどいいんです。
T:私も使っていました。Mさんとは逆に、薄手のセーターが多かった気がします!極寒の真冬でなければ、年間通して活躍すると思います。
M:冬でもトップスを選ばなくて、いいですよね。
モデル身長157cm、Sサイズ着用 バッグ:レザーバッグ ERIC NERO
T:(実物をチェックしながら)色落ちはあまりないですね・・。穿きジワはありますが、まだまだといったところです。腰のパッチは色濃くなった気がします。
M:私のは、ハチノスの部分がちょっと色落ちてきているかな・・というところです。
Mさんのジーンズの経年変化。はきこんでいるが、大きく色落ちはしていない。
T:穿き続けると伸びますが、洗濯するとリセットされるようには思います。穿きこんで、洗うと柔らかくなってくるので、私の身体に合わせて気持ち伸びたかな・・という印象です。
M:私も同じです。ノンウォッシュのリジットデニムではないので、気をつけていればサイズが変わるほど大きくは変化しないですよね。
①お洗濯どうしてますか?
M:汚れが気になったら洗うくらいですね。基本は消臭スプレーして、日陰で干したりしてます。
T:私も頻繁には洗わないですね・・。洗うときは、デニム用洗剤を使って裏返してネットに入れて洗ってます。濃色デニムがいいなと思って買ったので、出来るだけ色落ちは穏やかにしたいなと。
M:すごい!私は面倒で、洗う時は濃い色同士まとめてばさっと洗濯してしまってます笑。家族分の洗濯物があると時間が足りなくて・・。あまり気にかけていないから、1年経って色落ちの具合に差が生まれたのかも?(「モノが語る、エイジング比較」参考)
②ジーンズの裾は折る?折らない?
M:折ってます!2cmくらいを1折してます。旧式織機を使ったセルビッチジーンズなので、これは見せたいなと。
T:いわゆる、赤耳ですよね。私も折ってます。2回折って、くるぶしが見えるくらいに調節してます。ペタンコの靴が多いので、足首はスッキリさせるようにしてます。
M:やっぱりこのジーンズの特徴は活かしたいですよね。
▶ 今回ご紹介したアイテム:CTX-010L 12オンス セルヴィッチ ストレート ジーンズ
岡山県・児島から生まれたメイドインジャパンの良質デニムブランド、TEXTURE WE MADE(テクスチャーウィーメイド)。脚をすらりと長く見せることが出来るハイウエストデザインの、CTX-010L 12オンス セルヴィッチ ストレート ジーンズ。ベーシックなストレートタイプなので流行り廃りがなく、定番のTシャツ、個性的な変形トップス、上品な柄のブラウスなどとも合わせやすいです。フロントボタンやリベット(ポケット端にあるパーツ)、革パッチにはTEXTURE WE MADE(テクスチャーウィーメイド)のレディースモデル限定の刻印入り。シンプルなパッチが上品、かつ可愛らしさがあります。生地は、12オンスのセルビッチデニムを使用。セルビッチデニムとは、昔の旧式織機を使って織られたデニム生地のことで、生地の両端の「耳」が見られることが特徴です。旧式力織機ならではの弱テンション織は、生地の凹凸があり独特の素朴な風合いが楽しめます。
>>「比べる二人の使い心地シリーズ」バックナンバー
▶︎PATRICK STEPHAN「3way レザーポシェト」編
▶︎倉敷意匠「引き出しボックス」編
▶︎fog linenwork「リネンマッサージバスマット」編
▶Asahi「デッキシューズ」編