三寒四温という言葉を体感する今日この頃。待ち遠しいのは、春の代名詞でもある桜を愛でるお花見はもちろんのこと、青々しい緑が広がる公園で家族や親しい友人を過ごすピクニックです。うららかな春の陽気の中、外で食べる料理やおしゃべりは、不思議といつもより心地良いもの。
ピクニックに必須な、食器や防寒対策のための持ち物。利便性を考えて使い捨ての紙皿や紙コップを選ぶ方も多いと思いますが、なんとなく無機質な見た目になってしまったり、最終的にはゴミになってしまうところになんだか罪悪感を感じたりすることも。せっかくの楽しいピクニック、そんな罪悪感は出来るならば消したいところ。
そんなときは、自宅で使っている「いつもの愛用品」を外に連れ出してみてはいかがでしょうか。きっといつもよりリラックスして、春のアクティビティをより一層楽しむことができるはずです。
ピクニックといえば、レジャーシート。カラフルなカラーリングが春の楽しいレジャーにぴったり。とはいっても、春先の風はまだ冷たく、比較的薄めの作りが多いレジャーシートは底冷えにもつながりがち。では、お家にあるお気に入りのブランケットを持ち出してみてはいかがでしょう。
こちらは目にも鮮やかなPENDLETON(ペンドルトン)のタオルブランケット。レジャーシートの上にかければ、座り心地も良くなるばかりか、その暖かさに思わずうとうと昼寝をしてしまうかも。PENDLETON(ペンドルトン)のタオルブランケットは、アウトドアにぴったりなタオルケットならではのさらりとした肌触り、綿100%なので吸水性もよく、ふんわりと厚みがありながらも柔らかな使用感が特徴。絵柄の名前でもある【Canyonlands】とは、アメリカ・ユタ州にあるコロラド川とグリーン川によって浸食された峡谷のこと。アメリカの壮大な自然を感じられるタオルブランケットです。
いつも使っているブランケットだから感じる、リラックスした気分も。KLIPPAN(クリッパン)のシュニールブランケットは暖かい季節に定番のブランケットです。
日中は上着がいらないほどであっても、夕方には肌寒く感じることもある春先。膝にかけたりくるまったりするためのブランケットは、何枚かあると心強いですね。コットンで出来たブランケットは肌触りがふんわりと優しく、ウールのブランケットとはまた違う心地良さがあります。オーガニックコットンを使用しているのも嬉しいポイントの1つ。楽しげな絵柄のKLIPPAN(クリッパン)のブランケットは、家族のお出かけにもぴったりですね。
アウトドアといえば思い浮かぶ、使い勝手の良い紙プレートや紙コップ。ただどこか味気なく感じてしまうのも事実です。そんなとき、いつもご自宅で使っている食器を外に持ち出せば、気持ちの良いピクニックになるはず。そんなときにおすすめなのは、木製の食器。
お皿:Cara プレート(S)、コップ:KAMI Glass ワイドL、豆皿:桜豆皿(みつば・よつば)
日本の木々が息づいているような、木製のお皿とコップ。陶器に比べ軽く、かといって風に飛ばされてしまうような軽さではありません。取り扱いにもさほど注意しなくて良いところも嬉しいです。高橋工芸のテーブルウェアは、良質な北海道の木々を使った日本のテーブルウェアブランド。熟練の職人によって、一つ一つ丁寧に作られているその素材にこだわり、食卓に並べた時に、バランスが良い色合わせや、木の表情が活かされるように用途に合わせて厳選されています。
一方、四十沢木材工芸の小さな豆皿は、その名も春にぴったりな桜豆皿。ナッツやお菓子を入れておいたり、小物入れとして使ったり、サイズが小さいからこそ様々なシーンで活躍してくれます。
木材をくり抜いて漆器などの器の素地を作る木地屋として代々その技術が受け継がれてきた四十沢木材工芸(あいざわもくざいこうげい)。木材を知り尽くした職人だからこそ成せる、木が持つ美しい木目や色合い、質感を存分に表現した製品を作り出しています。木材の中でも、桜の表面は緻密で均質と言われており、この桜豆皿の表面もきめ細やかな肌目で、すべすべとした手触りが楽しめます。
お皿を使うときは、紙ナプキンの上に食べ物を載せれば汚れずにすみますし、そのまま食べ物を載せて使用した際はティッシュなどで汚れをふき取っておけば、持ち帰るときも困りません。少しの工夫で、いつもの食卓のような心地よさを実現出来ますね。
また、空のお弁当箱を持ち寄り、プレート代わりにして使っても。お箸も、割り箸ではなく、いつも使っているお箸を持ち寄れば、「あれ、私のお箸どれだっけ」なんてあたふたすることもなくなります。
1898年に東京日本橋で創業した、公長齋小菅(こうちょうさいこすが)。みやこ箸なら、色で見分ければ一目瞭然です。普段のお弁当でも使える、ケースとお箸のセットもご用意しています。
暮らしを豊かにする竹製品を生み出すことをコンセプトに掲げる公長齋小菅(こうちょうさいこすが)は、宮内庁も御用達のブランド。竹は、4~5年で製品に使用出来るほどまでに素材がしっかりとしていながら、農薬も使わないので環境に優しく、木の代替品として利用されるなどエコ素材として注目されています。
出来合いのお料理でも、一手間かけて詰め替えて持参すれば、お料理を並べた時の雰囲気もガラリと変わります。
輪島キリモトの漆製品は漆塗りを知るための入門品ともいえ、輪島の漆器に多く使われてきた石川能登の木材「アスナロ」を素材に使っています。「アスナロ」は、能登地域に植えられる石川県独特の樹種で、昔から建材、木工品などにも使われてきました。耐水性に優れ、抗菌性のあるヒノキチオールを含んでいるといった特徴があげられます。またヒノキの爽やかな香りが食欲をそそります。使い勝手も良く、殺菌・防腐効果もあるので、一つあると春の行楽シーズン以外でも重宝します。
洋風な食器がお好みの方へは、お料理に使う琺瑯のバットもおすすめです。
オーブン料理にも使える琺瑯、お家で焼いたお手製をお菓子を持ち寄っても喜ばれそうですね。
作り置きとして作っておいたおかずをそのまま持ってきても、なんだか絵になるのが琺瑯製品を選びたくなるポイント。琺瑯とは、金属の表面にガラス質の膜をかけて高温で焼き付けたもので、錆びにくく、壊れにくいのが特徴。美しく衛生的なガラスと鉄の強さを引き出した琺瑯は、優れたキッチン用品なのです。
お皿やコップはなかなか忘れませんが、あとになって「持ってくればよかった」と思い浮かべるものも。かゆいところに手が届くようなものこそ、ぬかりなく用意してピクニックを楽しみましょう。
奥:花ふきん(さくら) 、手前:リネンキッチンタオル Rustic2枚組(Yellow×Blue)
奈良の特産品といわれる蚊帳織りの生地で作られた遊 中川(ゆうなかがわ)の花ふきん。吸水性がよく、とても丈夫な遊 中川(ゆうなかがわ)【花ふきん 5枚セット】。その丈夫さの秘密は、目の粗い蚊帳生地を2枚重ねにし、丁寧な縫製で作られているところにあります。
一方、LINEN TALES(リネンテイルズ)のリネンキッチンタオルは表面の凹凸が特徴のキッチンクロス。荒い網目の生地をストーンウォッシュ加工することで生地が縮み、このように凹凸感のある生地に仕上がっています。ナチュラルな雰囲気に仕上がるだけでなく、吸水性も高まるという利点があるのです。
何枚か持っていけば、お手拭きとして使ったり、お洋服にこぼさないよう膝にかけたり、など色々と使えて便利ですね。
レジャーで気になるのは、少しでこぼこした地面。飲み物を置くとこぼれてしまいそう、なんていうときは薄くて軽いトレイを使ってみてはいかがでしょう。
お家にもあると便利なアルミトレイ。(使用サイズ:大)
KAYMET(ケイメット)のアルミトレイはブランドのロングセラー商品。アルミ素材にアノダイズ加工され、プレスして成型される継ぎ目のない滑らかなフォルムが特徴です。余計な装飾がなく、シンプルな美しさが体現されたトレイです。飲み物も安心して置くことが出来ますし、大きめなトレイでレジャーシートの上をすっきり整理するのも気持ちが良いですね。
お花見やピクニックで使用したものやゴミは帰りに捨てていく人が多いですが、公園やコンビニのゴミ箱が溢れかえっているのを見るのはなんとなく悲しいもの。持ってきた愛用品はもちろんのこと、出したゴミはきっちり持ち帰ること。みんなが気持ちよく春を過ごすためのマナーを守るために選びたいのは、大容量のバッグ。
こちらのマイケルバッグは、ZUTTO別注カラー。爽やかなブルーと女性らしい鮮やかなピンク色を見ると、なんだか不思議とうきうきした気持ちに。お洗濯はいつもの洗剤を使って洗濯機でジャブジャブ洗ってくださいね。見た目以上の大容量で、食器やコップ、愛用のブランケットもしっかり収納出来るバッグです。大きいサイズですが薄手なので、くるくると丸めてバッグの中に入れておくことも出来ます。
また、バッグだけではなく、収納ボックスを持っていくのも一つの手です。
ストールの一時保管場所にも。(使用サイズ:M)
布製でありながら、ハリのある帆布の2枚仕立てなのでしっかりと自立するJoBu(ジョーブ)のモノイレ。帆布の産地、岡山県倉敷市にある株式会社バイストンから生まれたブランドです。帆布の優しい風合いは、アウトドアはもちろん、リビングやダイニングなどにそのまま置いても違和感なくお部屋に馴染んでくれます。
持ち運べるゴミ箱としても。(使用サイズ:SS)
コンパクトなSSサイズやSサイズは、ビニール袋をかけて簡易なゴミ箱にもなります。サイズは4種類あるので、お好みのサイズをお選び頂いても良いですし、全てのサイズを一つずつ使っても統一感が出て、見た目もすっきりします。布製なので、使わないときや持ち運ぶときは畳めるところも嬉しいです。
楽しいピクニックだからこそ、気持ちよく、自宅で過ごすような心地良さを叶えたいもの。愛用品と一緒に春の穏やかな気候の中、お花見やピクニックをめいいっぱいお楽しみください。