少しずつ秋の気配を感じる今日この頃。
夏にたくさん着たノースリーブのシャツをクローゼットに仕舞って、
今後は仕舞っておいた長袖のシャツを取り出す時期です。
本格的な秋が来る前に、とれかかったシャツのボタンや
ブラウスのほころびは、メンテナンスしておきたいもの。
クリーニング店や専門店に頼むのも良いのですが、
是非カラフルな糸と縫い針を使って、自分の手で補修してみましょう。
ダルマの縫い糸に、見覚えはありませんか?
昔、お母さんの針箱の中に入っていたレトロな縫い糸。
明治34年に京都の絞り鹿の子商で修行を積んだ
横田長左衛門が糸の製造と行商を始めたのが、
DARUMA THREAD(ダルマスレッド)の原点。
絹のような光沢を持ち、指通りが滑らかで、丈夫なコットンの糸。
そんな横田の糸はたちまち評判となり、広く家庭で扱われるようになりました。
衣服がほつれたら縫い、布を接ぎ、新たな美しさを見出していく。
DARUMA THREAD(ダルマスレッド)は、
おしゃれの基本となる愛着の信念を教えてくれます。
シャツのボタンが一つ取れてしまった、
あるいは取れかかっている。
そんな時、白いシャツであれば白いボタンに
白い糸で縫い止められていることが多いですね。
買った時と同じように白い糸で縫い直してももちろん良いのですが、
せっかくなのでカラフルな糸を使ってみましょう。
取れたところ一箇所だけ別の色になってしまうのは
ちょっと不自然なので、ここはアレンジを効かせて
何箇所か別々の色をセレクトしてみると、上手に決まりますよ。
また、取れてしまったボタンをそのまま付け直すのではなく、
別のお洒落なボタンに変えてしまうというのも面白いです。
同じ白いボタンでも、四つ穴なのか、二つ穴なのかで
印象が随分違いますし、白いボタンから木製のボタンに
変えることでぐっと温もりが増すということも。
新しいボタンをわざわざ買わなくても、
他の服を買った時に付いていたスペアボタンを
活用してみる、というのも良いですね。
※シャツに付ける場合は、ボタンホールに通せるか
確認してから縫い付けてくださいね。
使い込んでクタクタになったハンカチ。
愛用のハンカチは、洗ってアイロンがけして洗って…の繰り返し。
お洗濯の回数を重ねるごとに風合いを増していくのですが、
端の縫い目がほつれて糸が出てしまうことって、ありますよね。
その補修をかねて、ハンカチの端を縁取るように
ステッチを入れてみました。
今回は黄色と青という反対色をセレクト。
色のコントラストが強調されますね。
白いシンプルなリネンハンカチが、
縫い糸の力でちょっとお洒落な1枚に変身しました。
「刺繍」というとちょっと難しい印象がありますが、
チクチクと縫い糸を走らせるイメージで気ままに縫っていけば大丈夫です。
お裁縫と一緒に楽しみたいのが、
ソーイングに使う道具のセレクト。
手仕事を楽しみながら、その手仕事に関わる
アイテムを集めて長く使うというのもまた楽しいものです。
◇能作の「すずらん」ソーイングアイテム
・・・繊細なすずらんの文様を施した、ソーイングアイテム。
ニードルケース(針の収納)、シザーケース、ピンクッションと
3アイテム揃う、すずらんのデザインと錫の素材感がマッチしたシリーズです。
◇倉敷意匠のソーイングボックス
・・・国産のナラ材を使用し、伝統的な木工技術の「石畳組み接ぎ」を
活かしたデザインのソーイングボックス。
収納力も抜群な上、取り外し可能な小さな仕切りが
設けられているところも、愛着を持って使い続けられる作り手の心遣いです。
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