例えば、忙しい朝の時間にコップ一杯のデトックスウォーターを飲んだり、部屋着の下を締め付けない心地よいインナーにチェンジしたり、夜の寝る前にヨガを試してみたりと、時間の使い方、自分の身の回りのモノを変化させることは身体と心を健康に保つ「セルフメンテナンス」の一つ。今回は、初夏にセルフメンテナンスが必要な理由とそのヒントをご紹介します。
シーツ:リネンボックスシーツ(シングル ナチュラル)、リネンケット:リネンケット(ホワイトネイビーストライプ)、スリッパ:スリッパ Le dd DREAM blue
雨の時期が続いたかと思えば、からっと夏日になったりと、季節の変わり目は身体が環境に追いつかず、ちょっとした不調が溜まりがちに。梅雨が明け、日差しにヘトヘトになった身体にエアコンの冷たい風を当てたり、冷たい飲み物や食べ物を入れては、体に負担をかけてしまいます。晴れの日が続くと、お買い物に出掛けたり、気になっていたカフェにお茶しに行ったり、旅行に出掛けたりと気持ちは外に向かうもの。そんな中で、ぱっと見ではわからない部分のメンテナンスをすることで、暮らしがより快適になり、更には、そんな目に見えない部分こそ女性らしく、そして気品ある「モノ」「コト」を取り入れることで気分が前向きになるのです。
セルフメンテナンスにおいて意識したいのが「人からどう見られるか」ではなく「自分がどう感じるか」ということ。例えば、インナーウエアを新調することもセルフメンテナンスの一つ。くたくたになった下着や靴下を身につけていると、どうにもシャキッとした気持ちにならないですよね。特にお家にいる時に着る、部屋着やワンマイルウエアの下に身につけるインナーウエアを上質なものにすることで、気持ちもぐっと豊かになるもの。お正月に下着を新しくしたくなるように、気持ちが落ち込みがちなこの季節に前向きになれるよう、インナーウエアを新調してみてはいかがでしょうか。
オーガニックコットンとリブ編みの気持ち良さ
リブ キャミソール/天衣無縫
ひらひらの裾
肌に触れるインナーウエアだからこそ、自然で優しい素材を選びたい。これからの季節は汗ばむから、汗をかいて不快にならないものが良い。そんな方におすすめなのが天衣無縫のリブ キャミソール。身体を包みこむように程よくフィットし、さらりと快適です。認証を受けたオーガニックコットン100%のキャミソールは、カップ付きとカップなしの2種類ご用意しており、こちらのリブ キャミソールはカップなし。普段のお洋服の下に着るのに便利です。
カップ付きキャミがおうち時間に便利な理由
キャミソール:リブ カップ付キャミソール アジャスター付(ピンク)、パジャマ:【別注】天竺編み コットンロングスリーブパジャマ ネイビー、後ろに見えるブランケット:ハーフシュニールブランケット CHOUCHO ブルー
ピンクはべんがら染め、グレーは洛陽染め、スーピマはそのままの自然の色のオフホワイト。優しい色合いが素敵です。
天衣無縫のリブ編みは、よく伸びて、無理なく身体にフィット。真夏はこれ一枚でお家で過ごせる、ストレスフリーなキャミソールブラです。キャミソールブラというと、市販されているものの多くはバストが流れないようにとカップ下のゴムがきつめにできており、1日着ているとゴムの跡が付いてしまったりと、窮屈に感じられるもの。しかし、この「リブ カップ付キャミソール アジャスター付」は、カップの下部分に生地で包んだ細いゴムが入っており、バストが流れにくくなっていながらも、締め付けはありません。お気に入りのルームウエアの下に着るのにぴったりで、暑い日には一枚でもOKです。
キャミソール:リブ カップ付キャミソール アジャスター付(グレー)、ブランケット:エール タオルケット
快適に過ごせるカップ付きキャミは、夏の読書のおともにも。この時期の本屋に行くと、ずらりとおすすめの文庫本が並んでいて、学生の頃の夏休みの宿題の読書感想文を思い出して、何か読んでみようかな・・と思わされるもの。クーラーのよく効いた部屋で読むのも良いですが、窓を開けて扇風機の緩い風に当たりながら日本の夏を楽しむのも良いかもしれません。
「香り」はヒトの感情や行動、記憶を司る大脳辺縁系に直接働きかけ、様々な効果を与えるといいます。馴染みのある香りを嗅ぐと、目の前に以前の情景や感情が一気に蘇ってきたりするものです。それほど強い力を持つ「香り」をセルフコントロールすることで、リラックスする時間を生み出すことができるのです。
おうちアロマで、リラックス
リラックス効果の高い、くつろぎの香りは、おうちアロマで試してみては。普段香水は付けない方にも取り入れやすいキャンドルはお部屋を一気にリラックス空間にしてくれます。
キャンドル TEST TUBE CANDLE
口に入れるものや肌に触れるものに関しては、身体に良いものを、と考えることが多いですが、それが「空気(気体)」になるとどうでしょう。心地よいリラックスを誘うキャンドルはその原料の大半がワックスによるものですが、火をつけることで気化して体内に入ります。だからこそ、キャンドルにおいてもなるべく安心の植物・動物性の素材を選ぶのが良いのです。
キャンドル TEST TUBE CANDLE 3本セット
まるで理科の実験室にいるかのような、試験官に似たガラス瓶に入ったキャンドル。この倉敷製蝋(くらしきせいろう)のキャンドルは、天然由来のバームワックスを使っているため、火を灯した時に出るススが少ないのが特徴です。昭和9年、岡山県倉敷市で創業の歴史あるペガサスキャンドルから誕生した倉敷製蝋は、マスキングテープ「mt」のデザインなどを手がけたアートディレクター居山浩二さんとのコラボレーションから生まれました。その凛とした佇まいと、どこか懐かしい雰囲気を併せ持つ伝統と現代性を融合させたキャンドルは、一人でも多くの方が日常にキャンドルを使って欲しいという思いで誕生しました。 就寝前のほっと一息つきたい場面のベッドサイドや、リビングでの夜のリラックスタイムにほっとできる香りと炎の光が楽しめます。
ほんのり香る、衣類ケア
香水はもちろん、柔軟剤の強い香りが苦手だけれど「自分の香り」をほんのり纏いたい。そんな方には、衣類ケアや後に残りにくいアイロンウォーターを使ってリフレッシュするのはいかがでしょうか。
スチームアイロンにアイロンウォーターを。アイロン中もほんのりいい香りが持続します。
アイロンウォーター Classic
こちらはアイロン用のリネンウォーター。香水とは違う、自然で穏やかな香りを衣類やファブリック、お部屋などにほんのり香らせることができます。リネンウォーターというと、フランスを中心に、ヨーロッパで古くから生活用品として活躍していたもの。THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス)のリネンウォーターは、アイロンのスチームタンクに入れて使ったり、霧吹きで衣類にかけて使えます。その香りはエッセンシャルオイルの調合により作られているオリジナルのClassic。サンダルウッドを基調としたスイートムスク、イランイラン、シトラスなどのブレンドで清潔感のある香りは、毎日のアイロン掛けの時や、朝の忙しい時間に袖を通した時にふんわりと鼻をくすぐり、一気に気持ちが落ち着きそうです。
私たちの身体はその重さの60%が水分でできているのは周知の事実ではありますが、1日の水分の出入りは2.5Lにもなるのだといいます。日常生活を送るにあたって、身体の水分を維持するためには飲み水だけでも1.2Lほどが不可欠で、汗をかく季節はそれ以上に水分摂取が必要になります。こういった水分不足による身体の不調は、その水分(体液)の多いところから現れるといいます。特に脳はその重さの85%が水分(体液)であるといい、胃腸や筋肉がそれに続き、水分不足に非常に敏感な場所。脳が正常に働かなくなり、ぼーっとしたり、めまいや頭痛、集中力が続かなくなったりと不調を感じることも多い部分です。そんな「水分」の取り方にフォーカスしてみましょう。
朝の目覚めは、水分補給から
Teema マグ0.4L(パールグレー)
Teema マグ0.3L
先にお伝えしたように、水分不足による体の不調が現れるのは、脳から。しかし、どんなに気をつけていても身体が乾いてしまうのは、起床時ではないでしょうか。特に就寝中にはコップ一杯の汗をかくと言われており、水分補給もできないため、体は乾いた状態に。乾いてぼうっとした頭と身体を目覚めさせるには、水分補給が一番です。脳や胃腸を目覚めのモードに切り替えてくれる働きがあります。また、お水は常温か白湯が鉄則。特に扇風機や冷房で冷えてしまった時は、白湯で身体を中から温めると、内臓の活性化に繋がります。
レモンやミントで爽やかに風味付けしても
Aino Aalto タンブラー(クリア)
朝の身体は、まるでスポンジのようにごくごくと水分を吸収します。それならば、飲み物にもちょっぴりこだわりたいもの。例えば、お水にレモンとミントを洗って、水とともにポットに入れておくだけの、いわゆる「デトックスウォーター」を用意しておくのも良いでしょう。特にこの季節はすっきりとした爽快感のあるレモンとミントはぴったり。風味付けするだけで、ほんのり香るミントとレモンの酸味で満足感が得られます。
仕事が忙しかったり、天気が悪かったり、そんな時に感じるもやもやした気持ちやイライラは溜め込まないのが鍵。ちょっとした自分時間を作るなら、腹式呼吸を使ってリラックスできるヨガや疲れた体を労わるストレッチやマッサージなどがぴったりです。ヨガの教室やジムに通う時間がないという方は、リビングで試してみて。最近ではスマートフォンでアプリや動画を見ながらおうちでヨガを始める方も多く、気軽に楽しめますよ。
ねござを敷いてヨガを試してみる
ねござ Stripe(M-YE)、モデル身長166cm
ねござ Stripe(M-PGRY)
フローリングメインのお家が増え、なかなかい草の香りと関わりがなくなったという方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのがsimama(シママ)のねござ。空気浄化、湿度調整、森林浴効果などがあると言われているい草の上で行うヨガは、まさに森の中にいるようにリラックスできます。裏面にはフェルト加工がされており、柔らかさと厚みがありますので、室内だけでなく、これからの季節のピクニックや川辺でのバーベキュー花火大会に持っていくのも良いですね。くるくると丸められる柔軟性とストラップで、持ち運びも便利です。使うほどにい草に光沢が出るので、味わいも深まっていく、愛着のわくねござです。
くるくると丸めて肩掛けもできます。
ヨガ以外に、ストレッチ・マッサージも取り入れて
エンリッチフットクリーム
手前のバーム:アスリートバーム、奥のバーム:エンリッチフットクリーム
肌を出す季節になると、暑い外と冷房の効いた室内との寒暖差で、むくみやすくなったり、疲れが溜まりやすくなってしまうことも。むくみや足の疲れが気になる方におすすめなのが、Herbfarmacy(ハーブファーマシー)のエンリッチフットクリーム。爽やかなミントが香る、ホイップクリームのように肌馴染みの良いテクスチャーで、足によく馴染ませて使います。むくみや疲労によるハリを和らげながら脚を引き締める効果があり、マッサージ後には、シルクのようにすべすべの肌に。
このブランドの創業者・植物博士ポール・リチャーズ氏は、イギリスナチュラルコスメ界の伝説の処方家と呼ばれています。彼自身の農園で作るハーブを使用したハーバルレメディは、多くの美容家達の注目を集めており、セルフの植物療法でもあります。身体にちょっと気になることがあれば、この「植物の薬箱」とも呼ばれるHerbfarmacy(ハーブファーマシー)のクリームやバームを使ってみてください。
疲れが溜まりがちな、初夏のセルフメンテナンスにフォーカス。身体と心を落ち着けて、厳しい夏の暑さを乗り切りたいものです。
▽「朝」にフォーカスした、丁寧に暮らすヒントを知る
夏の朝、一時間を快適にする服と小物