ジリジリとした日差しに滅入ってしまいそうな日々。開放的な気分になる夏は、イベントが多いからこそ、「山で突然雨が降った時に着られるレインコートが必要かも」「浜辺で使う水筒が欲しい」「音楽フェスに持っていけるちょうど良いバッグがあればいいな」など、何かとモノが増えてしまったりします。今回ご紹介するのは、一夏使い捨てではなく、季節が変わっても、来年になっても使える厳選アイテム達です。
海水浴、と聞くと水着やタオル、日焼け止めなど、海に入る時に必要なものを思い浮かべますよね。けれども、海水浴では、ビーチでいかに快適に過ごすかも重要。たっぷり泳いで、海から出た後に便利なものを揃えてみては?
砂浜で一休み:ビーチタオル YOGA
ヨガをする天使たちのユーモラスな姿が描かれたのは、さらりとした肌触りのリッチなタオル。晴れ渡る空の上で完璧なヨガポーズをとる天使たちに思わずくすりと笑みが浮かぶ愛らしいデザインです。左右にはフリンジが付き、藍染のような濃厚なネイビーがなんとも美しく、高級なタオルとしての品格を備えています。ビーチで砂の上に敷けば、周りと一線を画す優雅なリラックスタイムに早変わり。レジャーシートの代わりに持っていけば、濡れた体を乾かすことができ、快適に過ごすことができます。
おしゃれなデザイン性から、使い方次第ではテーブルクロスやラグとしてなど、インテリアグッズとしても活躍します。一般的なパイル地ではなく、布帛生地のような薄手でハリのある独特なタオルで、広々と寝転がれるサイズ感が嬉しいビーチタオル YOGAです。
日光を遮る大盤サイズ:ビッグワッフルタオルブランケット
全身を包み込むことができる大判サイズのタオルブランケットは、バスタイムや外でのスポーツやレジャーでも活躍させたい一枚。タオルといえばパイル地を想像する人も多いかと思いますが、そんなイメージを変えるような使いやすさがワッフル生地には備わっています。ふんわりと包み込むような柔らかさに加え、保温性と通気性、さらには吸水性も抜群。水分を吸収しても表面がさらっとしているので、水辺でのアクティビティには必ず持っていきたいタオルブランケットです。
アウトドアで嬉しいのはループ付きであること。びしょびしょに濡れた後のタオルの置き場には少し悩みます。かさが大きいだけに袋やバッグに入れておくのも大変というシーンでは、車や木に引っ掛けて少しでも乾かしておくと、持ち運びでも便利ですね。
気兼ねなく使いたい:トートバッグ
アウトドアライフの聖地・起源であるミネソタ州で生まれたBattle Lake Outdoorsのトートバッグ。アウトドア向けの本格仕様の商品を生産するブランドだけあって、その使い勝手の良さと耐久性の高さは折り紙付き。頑丈さにこだわって作られています。
素材には強度の高さと耐久性で知られるInvista社のコーデュラナイロンを使用し、ステッチも何度も往復して縫製されています。ナイロンであることから多少の汚れもお手入れしやすく、実用的な設計です。
キャンプやバーベキュー。屋外で自分たちで焼いて食べる料理は、たとえ高級なものではなくても何にも変えがたく特別で、楽しい思い出になるもの。一方で、豪快に炎で焼く調理法は普段料理する方でも火の扱いにヒヤッとする場面もしばしばあります。そんなシーンに持っていると心強いのはこんなアイテムたちです。
驚異的な耐火性:アツボウグ耐熱手袋
この軍手の耐熱性はなんと、アーク溶接の火玉(約1200度)が当たっても皮膚に達しにくいほど高いもので、それでいて通気性が良いので汗を吸収してムレにくいという非常に高い機能性を誇ります。デザインは二の次となるアウトドア用品のなかでも、機能性とデザイン性、両方を取ることができる軍手と言えそうです。
通常の手袋より一回り大きめに作られているのは、万が一の際にも脱ぎやすいという安全面への配慮のため。それでも5本指が自由に動き、細かい動きにも対応して作業性にも優れる軍手です。ハンゴウや熱い鍋を持つ時、火を使う場面では細心の注意を払っていてもうっかり火傷してしまうことはあるので、こういった耐熱性の高い軍手をつけておくのが安心ですね。
服を火から守る:ファイアープルーフ 焚き火ポンチョ
キャンプの醍醐味とも言える焚き火。大人になってもわくわくする焚き火ですが、いざ始めるとなると、火を起こすことに意識がいきがちですが、実は服装も重要です。焚き火をしていると気付かないうちに火の粉が服にかかり、穴が空いてしまうことがありますが、それを防いでくれる役目を果たすのが難燃コットンで仕立てた、焚き火用のポンチョ。また、焚き火特有の匂いが気になる方にとっても、すっぽりと服を覆ってくれる焚き火ポンチョがあると便利です。
丸みのある女性でも着回ししやすいシルエットに、袖には4連ボタンがついていて、風が吹いても煽られにくく動きやすい仕様になっています。フードもドローコードで調節可能で、フロント部分はベルクロとハーフジップタイプで手袋などでも使いやすいパーツです。ポケットがさりげなくついているのも便利で、巾着袋に収納してコンパクトに持ち運べるのも、さすがアウトドアブランドの機能です。
優れる持ちやすさ:キャリーバッグ&クーラーバッグ
キャンプでは、地面に保冷バッグを置くことになりますが、安定しないバッグを置いてしまうと風で倒れたり形が崩れたりして中身が心配になってしまうことも。そういう時安心して使えるのが、スーパーの買い物かごを思わせる、馴染みある形のカゴのキャリーバッグ&クーラーバッグです。キャリーバッグにクーラーバッグがぴったりセットできるようになっていて、なんといっても中身の安定感が抜群。カゴに入れてそのまま運べるので、あらかじめ切っておいた食材を型崩れさせずに綺麗な状態で持ち歩けたり、不安定な形の物を固定させて持ち運ぶのに重宝します。
軽量なアルミ、水や汚れに強いポリエステルの生地を使ったカゴは広い開口部でお買い物感覚でポンポンと物を入れて収納できる気兼ねなさ、車からそのまま取り出して持ち運べる楽さが特徴です。使わなくなったらコンパクトに折りたためるのも嬉しい点ですね。
キャンプやピクニックの道具箱:タクティカル オカモチ
「おかもち」とは、出前の料理や食器を運ぶときに使われる、取手がついた銀の箱です。最近では、漫画の中や商店街の老舗で見かける程度かと思っていましたが、アウトドアでの便利な道具として注目されています。安定して運ぶという目的のために、底面は広く、垂直に出し入れ可能なバッグ。そんな日本の伝統でもあるオカモチの素材にポリエステルを使用し、さらに仕切りを増やすことで、普段から使いやすい軽くて便利なアイテムに仕上げました。
内側の仕切りはマジックテープで自由に区切ることが可能。そのため、中に入れたい物のサイズに応じて工夫して綺麗に収納できるので、デリケートなものでも安心して運ぶことができるのです。天面はセミハード仕様なので中身の保護もしっかりとしてくれるだけでなく、トレーとしても使用可能。収納だけでなく簡易的な机代わりにと、アウトドアで大活躍の道具箱です。
心地よい夏の過ごし方といえば、避暑地でのピクニックやハイキングを思い浮かべる方も多いのでは。青々とした緑の中を深呼吸しながら歩くのは、普段の生活とは異なったリラックス感を味わえるものですよね。
虫をできるだけ避けたい方:ウォールアップグランドシートRE
ピクニックはもちろん楽しいけれど、グランドシートをただ敷くだけでは虫が入ってきてしまい、虫が苦手な方からすると楽しむものも楽しめなくなってしまうこともあるのではないでしょうか。そんな時に便利なのは縁が立ち上がるタイプのレジャーシート。虫を完璧に防げるというものではありませんが、何の対策もないより断然安心感を得ることができます。また、この縁がぬかるんだ地面のちょっとした雨水や砂の浸入も防いでくれるという気の利いた仕様です。
裏面には防水加工が施されていて、夜露や雨粒の染み込みも防いでくれます。海や川遊びにも敷くと、お尻が濡れなくて安心ですね。一枚の大きさは2畳ほどですが、複数枚を連結させることもできますので、お子さんの運動会などや荷物の保管場所としてもお使いいただけます。
驚くほど冷たさを長くキープ:クラシックボトル 1L
魔法瓶のボトルにはたくさんありますが、無骨なデザインに堅牢な作りのSTANLEYのボトルはその人気の高さからアウトドアを趣味とする方ならば一度は見たことがあるのではないでしょうか。耐久性の高さは軍隊でも使われているというほどのもので、レトロなアーミーグリーンの素敵な配色が心をくすぐります。
こちらの1Lタイプは注ぎ口が大きく開いていて、安定して飲み物を注ぐことができ、大きな氷もそのまま入れることができます。ボトルにパッキンの蓋がついているだけというシンプルな構造により継ぎ目が少なく、茶渋がたまりづらく洗いやすいというのも便利な点。特にピクニックやキャンプから帰った後の片付けは、手間が少なければ少ないほど良いですよね。
愛用中スタッフによると、STANLEYのボトルは驚くほど長く冷たさが続くのが嬉しく、この驚きを共有するため父母へのギフトにも選んだのだそう。夏は特に冷たい飲み物が欠かせない暑さになってきていますから、いつまでも冷たいマイボトルでの持ち歩きをマイスタンダードにしていきたいですね。
手軽に持ち運べる保冷バッグ:クーラートート
大人数でも安心な2Lのペットボトル8本を立てたまま入れることが出来るたっぷり容量。冷たい飲み物を保管するクーラーボックスはハードで嵩張りがち、ソフトなバッグタイプはデザインがいまいち…となかなかちょうどいいものに出会えませんでした。そんな中、Oregonian Camperのクーラートートは、シンプルなデザインとソフトなバッグタイプが目に留まったのです。重くなることを想定し、持ち運びしやすいようショルダーとハンドルがついています。
さらに、こういったクーラートートには珍しくロールトップ仕様なので、容量に合わせて高さを調節することができるのも多い時はたっぷり、少ない時はコンパクトに持ち運びやすいので重宝します。
スタンディングの音楽フェスは、そのフェス自体が野外か屋内か、また、ステージの楽しみ方によっても変わってくるもの。屋外フェスの場合は、天候や演出にも要注目です。
ウインドブレーカーのように気楽に:コットンナイロン リップストップ キャンプシャツドレス
ナイロンが入っているので水が浸透しにくく、服装に悩みがちな雨の日にも選びやすいワンピースです。レインコートほどの機能性まではないですが、ちょっとした雨やミストがかかるシーンでも気軽に選べる服があると重宝します。
注目は、スナップボタン付きのポケット。盛り上がってアクティブに体を動かしたり、ジャンプすることもある音楽フェスでは、ポケットからの荷物の飛び出しも注意していく必要があります。ポケットにボタンが付いていると、貴重品を入れても安心ですし、片手で開けられるというのも気の利いたつくり。生地そのものも格子状に繊維を編み込むことから高い強度を持つ生地で、破れやほつれ自体にも強く、気兼ねなく日々手に取ることができます。
天候が変わる屋外フェスで:畳めるキャップ Abisko Pack Cap
畳むことができるキャップを一つ持っていると、紫外線や日差し対策に重宝します。夏の日差しは命取り。特に屋外で過ごすフェスでは、少しでも涼を取る工夫が大切です。できるだけ荷物を減らしたい中で、軽量で撥水性もあり、小さくバッグの中に忍ばせておくこともできる帽子を持っていると、被らない時でも嵩張らないので安心ですね。
必要な物だけ詰め込んで:【別注】ショルダーバッグ WEEKEND SHOULDER S PALE LAVENDER
スマホ、ちょっとした飲み物、小さな財布。できるだけ少ない荷物でフェスを楽しみたいという方には、これくらいのバッグが最適かもしれません。夏らしいブルーが爽やかで、野外ライブの際に大きな荷物をテントの中に置いて、貴重品や水などを持ち出すミニマムバッグとして活躍してくれます。ショルダーバッグのように持つのも、ストラップを短くしてボディバッグのように持つのもおすすめです。
もっとミニマムに:ショルダーバッグ SMARTPHONE SHOULDER BAG
スマホやコインケースだけで身軽に歩きたいという方はこちら。大きなカバンにスマートフォンを一緒に入れていて、いざという時に見失ってしまう経験をしたことがある方は意外と多いものです。必要な物だけを身軽にもってお出かけするなら、それ専用のものを持っているのがスマートですね。
個性的な配色で可愛らしいのが、TRICOTEのショルダーバッグ。食べ歩きで並ぶ時、人混みの中なんかはとくに、身軽であることが一番安心であるように思います。
夏も本番。暑さも厳しい時期になりますが、一夏だけのモノでなく、来年も再来年も使いたくなるアイテムを揃えて、素敵な夏をお過ごしください。