中田窯(なかたがま)は1974年に砥部町に設立。1986年には窯元のなかった砥部町の隣の旧広田村に移り、後継者育成の指導に当たるなど、地元の産業の活性化と雇用育成も力を入れながら、見て使って触って楽しむ食器づくりを行い続けています。
中田窯(なかたがま)を含む、愛媛県伊予郡砥部町で作られる砥部焼は、約230年前に伊予砥石(といし)のくずを利用して磁器を開発したのが始まりです。
日常食器に気兼ねなく使える砥部焼は、長年人々に愛され、戦後には、柳宗悦やバーナード・リーチなどの民芸運動の活動家に評価され、認知されてきた歴史があります。
1976年には国の伝統工芸品の指定をうけ、現在も100近い窯元が残っており、手作りと手描きの伝統を受け継ぎ、現代の食卓に合うデザインで進化し続けている焼き物です。