「monacca(モナッカ)」は高知県馬路村の杉の間伐材から生まれた製品ブランド。現代に樹脂が発明されていなかったら、もし身の回りの様々なものが木で作られていたらいったいどうなっていただろうか…そんな、現代の製品をかつての素材で再現しようという試みです。
杉はかつて国の林業事業の一環として、地方の多くの場所で植林され、建築材料として普及してきました。馬路村でも従来から植生するヤナセ杉の植林を進めてきたのです。森林を健全に育てるのには、陽射しを取り入れることが必要になります。そのため木を定期的に間引くために間伐を行なうのですが、この間伐材を無駄にせず、リユースする事業を株式会社エコアス馬路村が立ち上げました。
monaccaのプロジェクトは、デザイナー島村卓実氏が木製品の新しいマーケットを開拓するために製品を提案したことから始まりました。2003年のデザイナーズブロックでプロトタイプを発表後、現在に至るまで杉の間伐材を使った商品たちを生み出し続けています。
ちなみにエコアス馬路村では、永遠の森作りの実現に向けて、間伐材製品の売上額の1%を森林保全に還元しているのだそうです。
美しい木目にぬくもりある手触り。そしてほのかに漂う木の香り。木の色をそのまま生かし、モカ色の縁取り...
¥28,600(税込)