毎日何度も手に取る、お茶碗や湯呑み。持った時の感触や自分の手への収まり方、どんな料理にもよく合う色使い、洗って片付ける時の勝手の良さ。様々な食器が揃っていても、普段の生活の中で自然と選ぶ機会が増えている食器があります。砥部焼の伝統を守りながら新しいスタンダードを提案する白青(しろあお)の食器は、毎日の暮らしににしっくりと馴染むつい手に取りたくなる存在。暮らしの定番に加えていただきたい食器です。
普段使いに大切な丈夫さ
愛媛県砥部町を中心に作られる砥部焼。江戸時代に砥部町は「伊予砥」という良質な砥石が製造される地として名を馳せていました。伊予砥の原材料である「伊予砥石」が多く採掘される一方、その砥石を切り出す際に出てくる砥屑の処理は大変な重労働であったとされています。しかし、屑石が磁器の生産につながることを大洲藩(現在の砥部町)は知り、1775年より砥石屑を活用した磁器の製造をスタートさせたことが、現在の磁器である砥部焼のルーツです。戦後、柳宗悦やバーナード・リーチといった民芸運動のリーダーたちが砥部を訪れ、手づくりの良さを活かした磁器として高く評価したことで広く知られるようになり、今日まで日常使いの器として愛用されてきました。
白く光沢があり、厚みと重量感のある磁器に藍色で描かれた模様があるものがオーソドックスな特徴とされる砥部焼。白青(しろあお)はその特徴を生かしながら、現代の食卓や生活様式に合うようにデザインされた食器です。1300度の高温で焼成された磁器の器は、固く頑丈で夫婦喧嘩で投げつけ合っても割れなかったという逸話が残っているほど丈夫で、その点からも普段使いに適した器と言えます。
くらわんか碗 どんぶりは、どんぶりとして使える大きめのお茶碗。ラーメンどんぶりほど大きくなく、お茶碗よりも大きめ。何気にちょうどいい大きさで盛り付けも美味しそうに完成します。親子丼に牛丼、天丼、お茶漬、そば、うどんにもいいですね。
くらわんか碗は江戸時代の舟の商人の「飯食らわんか」の呼び声から「くらわんか碗」と名づけられたと言われる、船上で食べても倒れずに安定する高い高台とフォルムが特徴です。混じり気のない美しい白地に手書きで濃くくっきりと描かれたラインは、呉須(ごす)と呼ばれるコバルトを主成分とした藍色の顔料を何重にも重ねることで表現されています。何も描かれていない真っ白な無地白と、太さの異なる縞柄太と縞柄細。家族で同じ柄を使うのも良いですし、それぞれが気に入った別の柄を選んでも統一感のある食卓になりますよ。シンプルなデザインなので、結婚などお祝いのギフトとしても喜ばれます。
砥部焼の新しいスタンダードに
江戸時代より続く砥部焼。歴史のある焼き物ですが、伝統が単に守られ続けただけではなく、時代に合わせた新たな試みが施され続けてきたということも今日まで続いている理由のひとつです。
砥部町出身の建築家ディレクターである岡部修三さんが、地元のものづくりに関心を持って出会った砥部焼。白青(しろあお)は岡部さんが砥部焼協同組合の集まりに参加したことがきっかけで誕生したブランドです。伝統を守り画一化されつつあったデザインを見て、砥部焼の伝統と良さをきちんと引き継ぎながら、これから先もさらに進化していくような砥部焼を目指してスタートしました。今の暮らしの中でよく使われる形を中心に、ずっとあるものを見直したり新しいアイデアを加えたりしながら生み出される器は、砥部焼の新しいスタンダードとなる存在です。
サイズ | 直径約15.5×高さ8(cm) |
重量 | 約395g |
素材 | 磁器 |
製造国 | 日本 |
箱有無 | 有
幅約18×奥行き18.5×高さ9(cm) |
対応機器 | 電子レンジ:○
食器洗浄機:○ オーブン:× |
Tobe Yaki is a porcelain with a history of approximately 230 years. Produced from high-quality grinding stone produced in Tobe-cho, Ehime Prefecture, it is a pottery that has long been loved as a container for everyday use because of its toughness and hand-made taste. After the war, leaders of folk art movements such as Yanagi Sogo and Bernard Leach visited Tobe Town and became widely known for their high evaluation as handmade porcelain. Shiro Ao is a architect director from Tobe Town, and Shuzo Okabe sees a design that is being kept in line with traditional traditions, while taking over the goodness of traditional Tobe ware, from now on It is a brand that was launched with the aim of Tobe-yaki, which will also evolve further. It is a brand that becomes the standard of new Tobe firing that has been produced while reviewing things that have been used frequently and adding new ideas, focusing on the vessels that are often used in today's life.
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