ずっと使いたいモノ、置いてます。

人馬一体の馬具をベルトに

細さの中にしなやかさを持ち合わせたベルト18mm width。フォーマルスタイルに合わせると品を感じられるこのベルトは、強い負荷にも耐え得る堅牢性の高い馬具用の革を使っているので肉厚でしなやか。少しずつ自分の体にフィットしていくその過程までも楽しんでいただけます。

馬具作りのプロフェッショナルが作ったベルトで、馬具作りに関わるREAL HARNESS(リアルハーネス)の職人たちによって、一つ一つハンドメイドにこだわり、時間をかけて作りあげられています。使い始めは硬く感じますが、使うほどに自分のウエストに沿うようになって、少しずつ柔らかく体に馴染んでくると、つけ心地のよさとフィット感が良くなってきます。その頃には革の経年変化も感じられ、愛着もわき革靴のように磨きたくなるほどで、ボトムの相棒のような存在になります。

堅牢なベルトが体に馴染んでいく楽しみ

馬具の中でも、どんな環境にも耐え得る頑丈さを満たす必要があったのが、馬の鎧と鞍を繋ぐためのベルトで、その耐久性の高さを活かして洋服向けのベルトに作っているのがベルト28mm widthです。
革はもちろんブライドルレザーを使用しています。
ブライドルレザーとは、馬具用に作られた革のことで、植物性タンニンで時間をかけてゆっくりと鞣した強度の高い革に、蜜蝋ワックスの油脂成分を繊維内部までたっぷり浸透させた堅牢にしてあります。使い始めは、ブルームと呼ばれる”白い粉”のような蝋(ろう)が浮き出るのが特徴で、これは内部にしっかりと油脂成分が浸透し、強い負荷が一気にかかっても切れることのない証拠とも言われています。使い込んでいくうちに白いところもどんどん艶が増していくため、革を育てる楽しみが存分に味わえるレザーです。

その約4.5mmの肉厚なベルトのバックルには真鍮が使われているのでアンティーク調のくすんだ風合いへと変化していくのも楽しみな点で、ベルトホールには数字が刻印されています。これは馬の鞍を固定するときに強さ調節のために使われている数字をディテールに残したものです。これらは馬の鞍をメインとした工場でのみ作れるもので、その証としてベルト裏には“Saddlery (馬具) made in walsall England” と刻印が入っています。

スーツスタイルからオフの日のカジュアルな装いにも使いやすいベルトは、気品を醸し出してくれるような細身のデザイン。サイズは、約76cm〜84cmまで調節可能な32incと、約81〜90cmまで調整可能な34incの2種類ご用意しました。BLACKとHAVANA、どちらのカラーも世代を問わず使えるものなので、モノにこだわる女性や男性への誕生日プレゼント、お父さんや旦那さんへの昇進のお祝い、父の日のプレゼントや成人のお祝いにもおすすめです。

馬具作りの誇りを繋いで

イギリス中部、馬具の一大生産地と言われるウォルソールにあるREAL HARNESSは、1793年にイギリスで創業した老舗馬具メーカーJABEZ CLIFFで働いていた職人たちが復活させたブランドです。200年以上の伝統を誇るJABEZ CLIFFは、乗り手と使い手が一体になったかのように体に馴染む頑丈な馬具を作り続けていました。厳正な審査の上で認定される英国王室御用達(ロイヤル・ワラント)を受けていたほど品質が高く、馬術競技のイギリス代表への馬具の提供にも携わっていたのですが、経営難から2014年に倒産してしまいました。しかしその翌年、マーティン・フェイジー氏の援助を受けて馬具作りが再開され、当時の職人によって新たに立ち上げられたのがREAL HARNESSだったのです。全盛期のJABEZ CLIFFを思わせる高品質で肉厚のレザーベルトは、ウォルソールにある馬具メーカーで作っているものにしか刻印されない“Saddlery made in walsall England” が刻むベルトからは、REAL HARNESSが品質の高いものづくりを受け継ぎ、職人たちが一貫して ハンドメイドにこだわり作っている証です。