ずっと使いたいモノ、置いてます。

ペイントのかっこいい表情

「オシャレは足元から」と言われるように、ベーシックな洋服でも靴にこだわるだけで素敵なシンプルスタイルになります。革靴派さんもシフトするほど、足に優しく快適なスニーカーがカジュアルスタイルだけでなく、女性らしいファッションやビジネススタイルとの組み合わせも定着しましたが、そんな中、人と被ってしまわないようなスニーカー選びをする人も多いのではないでしょうか。

春夏の軽装スタイルでは、足元にサンダル、革靴、スニーカーと何を選ぶかで、スタイルの印象が変わりますが、スニーカーは、白地のキャンバスがどんな洋服にも合わせやすく、季節感、清潔感がある爽やかな足元に仕上げられますので、揃えておくと重宝します。とはいえ、有名ブランドではない、普段と違ったデザインを取り入れてみると、足元を見るたびにおしゃれの楽しみを改めて感じることができるためおすすめです。

ご紹介するのは、クラフト感あるPRAS（プラス）のスニーカー。カジュアルなスタイルに取り入れたいデザインの個性あるSHELLCAP DECK HAND PAINTED WHITEは、アッパー部分に手作業で施されたペイントはSUNSET CRAFTSMAN CO.（サンセット クラフツマン カンパニー）が手がけています。
PRASの定番のシェルキャップの形に、ラフでカジュアルなデザイン。ペイント塗装された建物の壁や木材表面のように、かっこいい表情を見せているこちらは、デザインはもちろんのこと、白いキャンバススニーカーの弱点、女性が気になる埃や汚れ・シミの目立ちやすさを軽減する可能性がある実用性も持ち合わせています。生地の表面にペイントを施すことで、耐水性・耐久性を高め、シミになりやすいキャンバス生地の剥き出し面積は小さくなっていますので、幾分日々のケアがしやすくなった一足。

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履くと分かる、こだわり

ベースの生成りと、SUNSET CRAFTSMAN CO.のホワイトのペンキがアクセントになったSHELLCAP DECK HAND PAINTED WHITE。個性のある柄はフリーハンドで描かれており、一足一足丁寧に描かれたランダムな柄は全く同じものが存在しない唯一無二のスニーカー。
デザインを表現するために使用する刷毛までも職人自ら制作してこだわり描かれています。ペンキは履き続けると少しずつはがれ、折れジワにはデニムのような経年変化が現れます。愛用するたびに変化するヴィンテージの風合いを楽しめる一足です。カジュアルに決めたいなら手放せない一足となりそうなシューズです。しっかりとした厚みを持ったゴム底と貝殻をモチーフにしたトゥーキャップが特徴で、バルカナイズド製法によりしっかりと接着された本体と底は、素材が異なるのに自然な組み合わせです。アッパー部分には、1960年から豊田織機で製造されている児島帆布を採用しており、使い込むほどに風合いが増していきます。数年先を見据えて選びたくなる一足ですね。

縫製、ゴム巻き、インソールへのシルクスクリーン印刷など、一足一足が熟練の職人の手により作られており、その細やかな手仕事が履くたびに伝わってきます。足を入れると甲やかかとをすっぽりと覆ってくれ、底面は安定した作り。かかと部分に厚みがあるため靴づれの心配もなく、長時間の歩行も安心です。

こだわりの素材と特別な製法で作られたもので、年月を経ても長く使いたいものとして作られ、履き込む程にエイジングが増し、ヴィンテージの表情が味わえることを想定として作られたSHELLCAP DECK HAND PAINTED WHITEは、日々の中でお気に入りとなる予感のスニーカーです。

伝統のバルカナイズド製法

バルカナイズド製法によって長い時間をかけて作られたスニーカーのゴムは、伸びてもきちんと戻り、弾んだりしなやかに曲がるという本来の性質を持つようになります。そのため、足へのフィット感が非常に良く、蹴りだしもスムーズに行えるほか、底が剥がれにくいという特性が生まれます。また、スニーカー本体とゴム底の境目には、補強のためにラバーテープが巻かれ、横方向の動きにも耐久性を持たせているので、一足あればずっと長く履きこむことのできるスニーカーとして活躍してくれますよ。

内面的な「日本らしさ」

製品の外見だけでなく、内面的な部分で日本らしさを訴えたいという「JAPANISM PRODUCT」を理念に掲げるPRAS（プラス）。内面的な日本らしさとは「真摯に素材と向き合うこと」や「繊細で愚直なモノづくり」といった、古くから日本人が心がけてきた、ものづくりの際の特質と考え、この特質を国内外に発信し、実際に製品を身につけてもらうことで共感を得ることが今後の日本に必要なのではないか、と考えたことがブランドの始まりでした。

一時的な流行りではなく、次の10年、そしてその先に続く普遍的なプロダクトを生み出していきたいという思いから、どんな服にも合うシンプルなスニーカーに注目するPRAS（プラス）。「日本らしさ」を大事にしながら、過去にとらわれず、新たな試みにもチャレンジしています。