ずっと使いたいモノ、置いてます。

手仕事でみせる、繊細な表情

金属加工の町、新潟県燕市で作られるTSUTSU（ツツ）の保温保冷ボトル。TSUTSU（ツツ）は、全ての工程とパーツの製造を新潟で行う数少ないボトルブランドです。長年の職人の技術と経験から生み出された最小限のパーツと驚くほどの軽さ。そして、ステンレス本来の質感を活かしたシャープで繊細な佇まいが魅力のボトルです。

極限までシンプルに

TSUTSU（ツツ）の保温保冷ボトルでまず目を惹くのはその滑らかな表面。機械加工で極限まで薄くしたステンレスを、一本一本職人の手で磨きを施すことで、美しいヘアラインに出来上がっています。その継ぎ目が分からないほどの滑らかな仕上がりは、1/100mmの精度を見極める職人の手や耳がなせる技。テクノロジーが進歩しても、人の手や目の柔軟さや精緻さには敵わないのだそうです。また、ボトルが完成するまでには70以上もの工程を経ており、製造から検品まで目に見えないほど微細な凹凸にも気を配って作られています。さらに出来上がったボトルは、抜き取り検査が一般的な中で、全製品を2回性能試験にかけてから出荷されるという、作り手の品質への強いこだわりが伝わってきます。

ボトルの保温保冷効果は、ボトルの内部にある真空の層が飲み物の温度をキープすることによって生まれていますが、TSUTSU（ツツ）では、保温効果に優れるアルミを含んだ三重の金属と真空の層で、保温力・保冷力をより高める設計にしています。さらに金属は厚いほど熱を吸収する性質があるため、TSUTSU（ツツ）では、内側のステンレスを極限まで薄く0.1mm以下にすることで熱の吸収放熱を抑えています。これが外出先でも飲みごろの温度を保ってくれるだけでなく、持ち運びしやすい軽さにもつながっているのです。

ボトルを使う上で気になるのが飲み口部分。一般的なボトルは複雑な機構のものも多くお手入れがしにくいパーツでもありますが、TSUTSU（ツツ）の保温保冷ボトルは、シリコンゴムのシンプルな作りによって、取り外しやすく隅々まで洗うことができるようになっています。

最小限のパーツと極限まで薄く加工したステンレスにより、驚くほどの軽さと丈夫さを兼ね備えているTSUTSU（ツツ）の保温保冷ボトル。成分や色が付着しにくく清潔なステンレスの素材特性も、長く愛用できるポイントです。自分用や家族用としてはもちろん、誕生日プレゼント、就職祝いなどにも喜ばれます。360mlはカフェやコンビニMサイズのコーヒーが入るサイズ。スリムなデザインがオフィスバッグに入りやすく、日常使いに便利です。270mlはブランド定番サイズで、ちょっとした水分補給や一息つきたい時にちょうどよく、コンパクトで持ち歩きもしやすい大きさになっています。

巧みなステンレス加工

燕三条の金属加工の起源は、江戸時代まで遡ります。信濃川の氾濫を乗り越えるための農家の副業として始まった和釘づくりが、やがて農具、包丁、銅器、ステンレス製品へと発展し、時代とともに産業を広げてきました。現在では、機械、自動車部品の製造から洋食器に至るまで、幅広い金属加工を行い、金属加工の町として知られます。

そんな燕三条で1965年に創業した、株式会社SUSが展開するブランドTSUTSU（ツツ）。熟練職人による「ヘラ絞り」の技術を駆使した金属器物の製造から始まり、1983年には自社開発でステンレス製魔法瓶の製造販売を開始。長年にわたるステンレス製魔法瓶の製造技術を集結させ、TSUTSU（ツツ）のボトルが完成しました。魔法瓶やボトルの製造を海外に移す企業が多い中で、日本製にこだわり高い品質でものづくりを続けているメーカーです。