竹製品と日本人の暮らしの歴史にさかのぼりますと、日本の最古記録としては、約1万年前の縄文時代後期の遺跡から竹製品が使用されていたことがわかっています。
また、漢字を見るとお箸、篦(調理べら)箱、かご、笛、茶筅など、竹の素材が遥か昔から日常にあったことが想像出来るほど、日本人の暮らしに竹素材は深く根付いた素材です。
公長齋小菅は、竹素材で作る製品がよりお客様の生活を豊かに彩るようなものづくりをしています。
その中から、公長齋小菅の丁寧な手仕事感じる数々のアイテムから、毎日使うお箸など日用品のこだわりをご紹介します。
公長齋小菅のお箸は、孟宗竹を削って作られます。
文化の発祥の地でもある京都ならではの、食事のマナーを元に考えられている食い先。先端から1寸(3cm)の所までを食い先として、見た目に美しく、より食事がおいしくなるように、つまみやすく、食べやすい。
そうしたこだわりで作られています。
自分だけのお箸を決めて食事を
するのは日本だけの風習、家族
で自分のお箸を決めることは、
日本ならではです。
編む1本1本の竹素材は1mmの幅のバランスにこだわっています。丁寧に職人の手によって編まれる花かごの中から、気軽にお使い頂けるくす玉花入れです。
京都は3芸道(華道・茶道・香道)の文化が強い土地で、美しい感性の広がる空間にあるべきモノの形やバランスを大切に、よく考えて作られています。
くす玉は喜びの行事で使われる
ことが多いですが、プラスチッ
ク製が出回る以前は、竹を
編み込んだ素材で作られて
いました。
古くは全国的に竹林は多くあり、育ちやすく、加工しやすいという点から身の回りの製品が作られていたと考えられます。
竹は3~4年で成長し、素材として使用可能なものになります。
また、農薬が不要で日本全土に広く分布していることもあり環境にも優しい豊富な資源です。
日本独特の気候が育むその粘り気のある性質や色艶は、他国の竹素材にはない、日本ならではの魅力です。
公長齋小菅の製品には、真竹や孟宗竹を主に使用し、鹿児島、大分、京都産の素材をメインに、それぞれ竹を熟知した職人の目で素材調達が行われて、その素材を活かした製品が作られています。
竹は11〜2月の寒気に山から素材を切り出します。
春暖かくなる3〜4月に、切り出した竹を沸騰したお湯で油抜きし、その後天日で1ヶ月以上干します。
伐採時期が寒い時期なのは、虫などが出てこない時期に採ることで、良い素材調達が出来るからです。また、天日干しの時期も太陽の暖かさを利用しているという、日本ならではの季節との付き合い方をしています。
竹には必ず節がありますので、その節部分を切る際には、熟練した職人の力加減がとても重要になっています。 |
竹は一本一本太さも違いますので、専用の鉄の道具によって素材に無駄なく、綺麗にカットします。 |
この工程で、実際に製品を形づくります。 |
製品の形が完成した後、漆塗りの製品には、2〜3回に分けて漆を塗ります。 |
※上記説明は主に編み製品の作業の一部工程になります。
「古典は新しい、時代を超えて変わらぬ価値を。」
時代とともに、暮らしに求められるものも変わっていきます。
けれども、私たちは日本人の大切にしてきた
「繊細」や「丁寧」といった感性や価値観を忘れることなく、
日々、もの作りに努めていきたいと思っています。
竹は自然からの贈り物であり、竹工芸は素材を生かす素材工芸と考えています。
そして、竹という素材は古くから日本人の暮らしに広く親しまれ、
密接なかかわりをもってきたこともあり、癒しや和みを感じさせてくれるものです。
竹は4~5年で成長し、農薬を使わないことからも環境に優しく、
木の代替素材としても利用されるなど次世代の素材として注目されています。
私どもは21世紀に相応しい暮らしの道具として、竹製品を作り続けて参ります。
公長齋小菅(こうちょうさいこすが)は、1898年に創業した、竹製品ブランド。竹が昔から生活と文化に深く関わってきた意味をよく理解し、暮らしを豊かにする竹製品を生み出すこと。21世紀に相応しい暮らしの道具として、竹製品を作り続けています。またその製品は、世界の博覧会でも多数受賞をしています。
竹は古くから日本人の暮らしに寄り添ってきた素材で、自然からの贈りものです。公長齋小菅は、その素材で工芸品や暮らしの道具を作り、生活文化を豊かにしたいと考えています。時代を越えても変わらない価値観や、感性などを忘れる事なく、ものづくりに取り組んでいるのが、公長齋小菅の魅力です。
竹本来が持つ性質と、その味わいを活かし作られた、公長齋小菅(こうちょうさいこすが)の竹箸。国産の竹...
¥4,290〜(税込)
細かな編みの深さがある高台ざるは、たくさん入って何にでも使える万能なざる。そばやそうめんなどの麺ざ...
¥4,840〜(税込)
お盆に滴るグラスの水滴と、氷の溶ける音。縁側で鳴る風鈴のような夏の風物詩は現代では少なくなってきて...
¥4,620〜(税込)
一本ずつ、丁寧に編み込まれた竹ひごの籠。その貫禄さえ感じる佇まいから、職人の手によって丹念に作られ...
¥6,490〜(税込)
食事や晩酌で氷をとりわけたいときに便利なのが氷を入れるアイスペール。金属製のものも多く見かけますが...
¥13,200(税込)
家族が集まる運動会やお正月、友人と楽しむピクニック。運動会やピクニックにはお弁当、お正月にはおせち...
¥21,120(税込)
一年中お花を飾りたいものですが、お花選びが難しかったり、いつも同じ花を選んでしまって飽きてしまうこ...
¥8,800〜(税込)
食い先の一寸にこだわって、先端は細くつまみやすく、そして持ち手となる部分は、少しだけ丸みをつけて持...
¥8,250(税込)
ご飯がぐっと美味しく見える、かごのお弁当箱。存在は知りつつも、なかなか手を出せない憧れの存在でもあ...
¥8,580〜(税込)
家でお蕎麦を食べる時にはどんな器を使っていますか?大きさとしてはパスタやカレー用のお皿がちょうどよ...
¥4,840(税込)
規則的な網目が美しく、職人さんの手仕事の質の高さを実感する公長齋小菅(こうちょうさいこすが)のトレ...
¥14,300(税込)
ワインをより美味しい状態で楽しむためのワインクーラー。金属製のものも多く見かけますが、公長齋小菅(...
¥13,200(税込)
一本ずつ丁寧に編み込まれた竹籠。その貫禄さえ感じる佇まいから、職人の手によって丹念に作られた製品の...
¥6,380〜(税込)
竹本来が持つ性質を活かし作られた、公長齋小菅(こうちょうさいこすが)の一段弁当箱。竹の集成材を使用...
¥7,700(税込)
竹本来が持つ性質を活かし作られた、公長齋小菅(こうちょうさいこすが)の二段弁当箱。竹の集成材を使用...
¥13,200(税込)
竹本来が持つ性質と、その味わいを活かし作られた、公長齋小菅(こうちょうさいこすが)の鶴フォーク5本...
¥4,840(税込)
公長齋小菅(こうちょうさいこすが)の輪弧(りんこ)水引飾り。古来より邪気を祓うとされている竹を使っ...
¥4,180〜(税込)