シルバーのお手入れ方法や使い方

素材のお手入れ事典「シルバー」

目次）

・シルバーとは

シルバーとは

シルバーは、元素記号Agで表される化学元素であり、銀とも呼ばれます。高い光沢とその輝きが特徴で、身近なものでは、リング、ネックレス、ブレスレット、イヤリングなどに広く使用されています。その他にも銀食器や家具の装飾、取手としても使用されることがあります。

シルバーの中には、純銀と呼ばれる99.9％以上の純度のシルバーであり、最も高い純度です。ただし、柔らかい性質のため、ジュエリーなどの製品には硬度を高めるために他の金属と合金化されることが一般的です。また、スターリングシルバーは、シルバーを92.5％含有し、残りの7.5％は通常銅などを含みます。

素材について

どんな素材にもその良し悪しがありますが、シルバー素材のいいところと難しいところをあげてみるとこのようなことがあります。

◉利点

❶比較的柔らかい素材で、加工や形状変更が容易で、細部のデザインや複雑なパターンを作り出すことができます。

❷電気および熱の導電性を持っているため、電子機器や電気配線などの分野で広く使用されています。

❸比較的硬い素材で、耐久性があります。

▲欠点

❶空気中の硫化物や水分と反応して変色しやすい傾向があります。銀の黒ずみや酸化は、時間の経過とともに起こります。

❷柔らかい素材であるため、傷や変形が比較的起こりやすく、特に細かいディテールや繊細なパーツは損傷しやすいことがあります。

純粋なシルバーは白色をしてて、酸化や硫化によって黒ずむことがありますが、定期的なメンテナンスをすることで愛用することができる素材です。

シルバー素材の扱い方

使い始めに

シルバー製品を使用する際には、化学物質や薬品との接触を避けることが大切です。特に、ハンドクリーム、香水、化粧品、洗剤などが直接シルバーに触れないようにしましょう。これらの物質はシルバーの表面を傷つけたり、変色させたりする可能性があります。

着用後は

・着用中に汗や皮脂と接触することがありますので、使用後は、柔らかい布やシルバークリーニングクロスを使って優しく拭き取りましょう。特にジュエリーの細かい部分や溝に汚れがたまりやすいので、丁寧にケアしてください。

・軽度の汚れや表面の付着物を取り除くために、ぬるま湯と中性洗剤を使ってシルバー製品を洗浄することができます。洗浄後は十分にすすいで水気を拭き取り、完全に乾燥させます。

・汚れや酸化が頑固な場合は、専用のシルバークリーナーを使用してください。

保管方法

酸化しやすい素材のため、使用しないときは保護することが重要です。シルバーアクセサリーを保管する際には、ジュエリーボックスやクロスポーチなどの専用の収納袋を使用し、空気や湿気から保護します。

困ったときには

◆肌がかゆくなったり、発疹やかぶれてしまったら

皮膚にアレルギー反応が出た場合は、使用しないことが重要です。症状が改善するまで肌を休め、治らない場合には医師に相談し、アレルギーテストを受けることもおすすめです。

◆黒ずんだり変色したら

酸化や変色を防ぐために、シルバー製品の定期的なクリーニングと保管が重要です。専用のシルバークリーニング液やクロスを使用して汚れや酸化を取り除き、製品を乾燥させることで輝きを回復させることができます。

シルバーアクセサリーのお手入れ方法

◆シルバーケア用品、TOWNTALKでお手入れする方法

携帯に便利なシルバージュエリーケア用品。専用ウェットティッシュで、変色や汚れを拭き取り、乾かした後、付属のシルバークロスで磨いて下さい。専用ウェットティッシュ8枚パックとピンクのシルバークロスが付いたケアキットです。

【軽い汚れや黒ずみに】

超微粒研磨剤入りのクロスで磨きます。特殊なクリーナー成分が含まれていますので、磨きと同時に変色（硫化・酸化）を遅らせる効果があります。

【クロスでは落ちない隙間の黒ずみに】

手軽な液体クリーナーやスプレータイプのものは、複雑な細工のアクセサリーの細かな隙間も綺麗にします。

【液体クリーナーより手軽に磨くには】

クリーナー液を含むウエットクロスは手軽に磨けます。

【汚れがひどい時には】

クロスや液体クリーナーに浸けるだけでは、取りきれない汚れは、付属のブラシで擦ります。

◆重曹でお手入れする方法

ぬるま湯に溶かした重曹につけても綺麗になります。金属製以外の耐熱容器に、くしゃくしゃにしたアルミホイルを敷いて、熱めのお湯に重曹（重曹1:お湯3）を溶かし、シルバーアクセサリーを入れてください。30分程度して取り出すと汚れも取れて綺麗になります。