ずっと使いたいモノ、置いてます。

ヤコブセンファンにたまらないブルー

アルネ・ヤコブセンはデンマークが生んだ20世紀で最も影響力のある建築家兼デザイナーの一人。今日のモダンな北欧デザインの原型を作り上げた、デンマークデザインの父と呼ばれる人物です。「美しいものを作るのではなく、必要とされているものを作る」とはヤコブセンの言葉。クリエーターとしての視点とユーザーとしての視点を高次元で具現化した計算し尽くされたプロダクトは、半世紀以上経過した今でもデンマークのみならず世界中で高く評価されています。

そんなヤコブセンの代表作として知られ、世界初のデザイナーズホテルとも称されるのが「ラディソン コレクション ロイヤル ホテル」。ヤコブセンの有名な「エッグチェア」「セブンチェア」「ドロップチェア」が生まれたそのスイートルームの一室、美しいブルーグリーンの特別な部屋をイメージして作られた、限定生産の壁掛け時計です。

特別な一室を踏襲

ヤコブセンが完璧な美しさを追求したと言われる、スイートルームの一室。1960年から唯一改装せず当時の姿を残す「606ルーム」は、ブルーグリーンの壁に、青銅のようなブルーを基調としたソファが美しい部屋です。ヤコブセンのこだわりが強く残り、今でもヤコブセンファンの宿泊客が絶えないこのブルーグリーンを踏襲したのが、こちらのARNE JACOBSEN Wall Clock Station ROYAL BLUEです。

デザインのもととなった「STATION」は1943年、デンマークの鉄道に採用された視認性の高いアラビアインデックスの時計で、本来は白と黒のシンプルな時計です。世界でもデザイン大国として知られるデンマークの駅で使われる時計にこのデザインが選ばれたことで、この時計デザインはデンマーク人にとって国民的なものとなっています。初回生産、限定750台で登場したこの時計は、モノトーンな定番品にない鮮やかなブルーグリーンと柔らかいブラウンで、ヤコブセンらしさをしっかりと楽しめる貴重なアイテムです。白い壁紙の上でも派手すぎず、シンプルなSTATIONのデザインが際立ちます。青色は集中力を高める色でもありますので、オフィスや会議室などの時計にもおすすめです。

創造的なラインと規律あるシルエットの融合

デンマークの伝統的なデザインを踏襲し育むことに努めるROSENDAHL社は、デンマークの誇りとも言えるヤコブセンクロックの製造権を取得し、同時にオリジナルデザインに忠実に甦らせることを責務とした再興プロジェクトを立ち上げました。
ROSENDAHL社は現存する希少なオリジナルクロックを入手し、亡きヤコブセンの意思を継ぐ後継者の一人であるデザイナーのテイト・ヴィラント氏を監修に招き、共同制作を実現させました。

テイト・ヴァイラント氏：
1941年生まれ。デンマーク王立芸術アカデミー卒業後、1966〜1971年までアルネ・ヤコブセン建築事務所で数々のプロダクトデザインに携わり「ナイト」の爵位を授与される。ヤコブセン亡き後もその精神を引き継ぐ後継者の一人となる。2003年以降、自身のスタジオを開き、また、ヤコブセンの家具を製造するフリッツハンセン社にコンサルタントとして従事する。

瞬時にストレスなく時間を確認できることは、日常生活の中で意外と重要なポイントです。
デザインレベルの高いデンマークの国民的な時計デザインは、様々な住居のインテリアにもしっくり馴染みながら、その存在が洗練された空間に引き上げてくれます。